繊維業界の歴史,現状,有望企業など
繊維業界(会社)の歴史
大手企業2社に関しては、
東レが1926年、旭化成(旭絹織)が1922年と第二次大戦前の創業。
その他の中小規模企業に関しても、1900年前後に創業された会社が大半。
そして、第二次大戦後、高度経済成長期を経て、
様々な事情・背景から1960年代・1970年代から急速に事業領域を拡大してきた企業が大半で、
東レ、旭化成をはじめとして、一般の人には何の会社なのか説明できないほど
ノンジャンルの総合商社のような事業会社になってしまっている大企業が多数あり。
なお、上場会社の中における傾向としては、
会社の規模が小さい会社においては純粋な繊維系事業専門メーカーが存在するものの、
大規模企業においては純粋な繊維会社と言える企業は存在しない傾向。
[事業多角化のパターン(上場会社)]
パターン |
主な該当企業 |
事業多角化の末、 現在では繊維業界扱いではなくなっている
*東京証券取引所の業種分類
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■旭化成 (現在は化学業種扱い)
■日清紡HD (現在は電気機器業種扱い)
■クラレ (現在は化学業種扱い)
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現在も繊維製品企業扱いながら、 一般的に何をやっている企業なのか わからないほどたくさんの事業をしている。
ただし、繊維事業も大事にしている印象の会社。
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■東レ ■帝人 ■セーレン
*東レは近年ユニクロとのタッグで 様々な繊維事業を成功させている。
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現在も繊維製品企業扱いながら、 一般的に何をやっている企業なのか わからないほどたくさんの事業をしている。
そして、科学系企業に極めて近く、
いつ業種分類変わるかわからない企業。
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■ユニチカ ■東洋紡
*ユニチカは昔から 何をやっているのかまったく 分からない会社の代表格。 |
様々な分野事業を行いつつ、 今でもある程度繊維事業中心で、 繊維会社のイメージ強めな会社
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■クラボウ (メイン事業は繊維事業)
■三菱レイヨン (今は三菱ケミカルHD傘下)
■シキボウ ■ニッケ ■住江織物 ■片倉工業 ■帝国繊維 ■富士紡HD ■トーア紡コーポレーション ■サイボー
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あまり経営多角化せず、 創業当時から繊維事業専門系の会社
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■島精機製作所 ■小松精練 ■アツギ ■サカイオーベックス ■オーミケンシ ■東海染工 ■ソトー ■大東紡 ■フジックス ■倉庫精練 ■新内外綿 ■北日本紡績
*中小企業においては 純粋な繊維会社もあり。
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繊維業界の現状や注目会社
あまりにも地味で難しい用語が飛び交う業界のため、
すぐとなりにある「アパレル業界(ファッション業界)」とは逆に、
若者が寄り付かない業界となっているほか、
「斜陽産業」の代表格として有名になってしまっている傾向。
そんな中でも海外から注目されていて、
カンブリア宮殿などのテレビにも取り上げられている
は、日本でも注目が集まってきている繊維系企業で、
昔から発明少年と言われてきたという創業社長の島正博社長が苦労の末に発明した、
「ホールガーメント横編み機」
という、
全自動で1着のニットウエアを作ってくれる
自動手袋編み機から発展した画期的な機械が、世界中で有名な存在となっているそうです。
*該当機械に関しては、島精機HPなどでご覧ください。
[繊維・染色企業情報]