オーバーとコートの違いとは?
このページについて
このページは、
違いがあいまいでわかりづらい商品として有名な
「オーバー」
と
「コート」
の語句の意味や違いなどについて解説しているページです。
長い間、違いが判らずに困っているかたや、
クリーニング店にて「オーバー」と「コート」にて料金の違いがあるものの、
クリーニングしたい商品がどちらに該当するのかわからなくて困っているかたは是非ご覧ください。
[注意点]
オーバー(over)とコート(coat)は、国・地域によって全く解釈が違うものとして知られ、
時代の流れの中で日本国内でも意味合いが変化している言葉のため、
2014年時点での日本での解釈のされ方としてご覧ください。
オーバーとは?
オーバーとは現在の日本では、基本的に「オーバーコート(overcoat)」の略とされる。
日本語て言うと「外套」。
[定義]
ジャケットやスーツのように、アウターなのかインナーなのかはっきりしない商品とは違い、
あくまで一番外に着るための、分厚めの防寒アウター商品を指す。
コートとは?
コート(coat)とは、
「自分を包むもの・覆うもの(コーディングするもの)」
というような意味合いのため、
結果として一番外に着ているものが、その日の「コート」になるため、
その日の一番外にスーツやジャケットを着ている場合、結果としてそれが「コート」となる。
そのため、一般的に「コート」という名称で販売されているヒップ丈の長いアウター商品はもちろん、
広い意味ではジャケットやスーツなども「コート(コート的商品)」に含まれる。
現状や違いの説明
[オーバーとコートという言葉の現状]
オーバーという言葉は死語となっていて使われなくなってきている傾向にあり、
昔はオーバーと呼ばれてきたような重厚な毛織物系コートも「コート」と呼ばれる傾向にある。
主要通販サイトでも「オーバー」というカテゴリ(売り場)自体が存在しない。
[違いの説明]
クリーニング店などではオーバーとコートで料金が違ったりすることがあるようなので、
参考になさってみてください。
商品名 | 特徴・定義 |
コート (一番外に着ている 防寒衣類を指す)
*ジャケットや スーツも含む |
■定義= 一番外に着ている自分を覆う(コーディングする)アウターは すべて「コート」という扱いになる。 そのため、スーツやジャケットを一番外に着ている日は それが「コート」ということになる。
■特徴=毛皮や毛織物系のコートが「オーバー」扱いされるのに対し、 綿やポリエルテル、ナイロンなどの繊維で作られているものが基本的に「コート」扱いになる。 そして、「オーバー」系アイテムよりも軽量。
|
オーバー (基本的に商品名)
*ジャケットや スーツは含まない |
■定義= あくまで秋冬季に一番外に着用するために製造されたアウター商品。 薄手のコートと違って分厚いため、この上に何かをさらに着ることはできない。
■特徴= 辞書などを参考にすると、 重量の重い毛皮や毛織物系の素材の商品が基本的にオーバーにあたる。
*具体的にどんなコートが今でもオーバーに該当するかはクリーニング店次第だと 思いますため、知りたいかたは直接クリーニング店さんまでお問い合わせください。
|
"オーバー"という歌詞が入った歌 松任谷由実「木枯らしのダイアリー」
松任谷由実「木枯らしのダイアリー」
・・・・・1984年のアルバム「NO SIDE」などに収録されている曲。
「オーバーを着て1日きままに街を歩く」
という歌詞が登場。
オリコン歌詞情報サイトにてこの曲の全歌詞を分析してみたところ、
秋を過ぎて冬の到来を感じる時期をテーマにした曲のようで、
寒い時期に着るアウターウェアとして"オーバー"が登場。