ジャカード(jacquard)
ジャカード織り(ジャカード柄)とは?
一行説明 = 様々な紋様を織ることができる「ジャカード織機」によって織られた織物(柄)
詳しい説明
ジャカード = jacquard
【名前の由来と歴史】
フランスの
ジョセフ・マリー・ジャカール(Joseph Marie Jacquard)
という人が、装置を考案したことが名前の由来。
18世紀までは複雑な柄を織機で織ることは難しかったが、
ジャカール氏が開発した装置(のちのジャカード装置)の登場により、
より複雑な柄を一人で織りだすことが可能になった。
[ジャカード織り(柄)の定義]
様々な紋様を織ることができる「ジャカード装置」
をつけた織機によって織られた紋織物(柄)
ということがあいまいながら定義となり、
具体的に柄が決まっているわけではない。
例えばチェックのようなワンパターンな柄の連続ではなく、
一つの生地の中に様々な柄が同居しているような複雑な柄を作ることができる。
<紋織物とは?>
平織り、綾織り、朱子織りなどを組み合わせたり、
色糸を使って文様を織りだした織物のこと。
★説明が難しく、専門知識がないのでこれ以上の説明は避けます。
またジャカード柄といっても様々なタイプがあるため、
具体的な例を見たい場合は、
楽天などのモールで「ジャカード」と検索したりして特徴をご確認ください。
もしくは補足としてWikipediaのジャカードの項目などを参考にしてみてください。
【関連用語】ジャカード編み
ジャカード編みとは、
二色以上の色糸で様々な模様を出す編みかた。
*詳しい説明は工事中。
詳しく知りたいかた、詳しいメーカーの説明ページなどをご覧ください。
ジャカードに関する誤った認識1 : 「ジャガード」ではない
日本ではメーカーや消費者の間で、「ジャガード」として
定着してしまっているところもあり、通販サイトをみていても、
「ジャカード」
「ジャガード」
と商品名につけているケースや、
商品説明でも「ジャガード織り」「ジャカード織り」などと
発音が真っ二つに分かれている状態であるものの、
「ジャガード」は誤った発音であり、「ジャカード」が正しい。
ジャカードに関する誤った認識2 : 動物の「ジャガー(JAGUAR)」柄ではない
「ジャガード」の件と連動して、
よく誤解されることとして、
ネコ科の動物「JAGUAR=ジャガー(アメリカヒョウ)」
(車のメーカー「JAGUAR」も、動物のジャガーを自社のロゴにしていることで有名)
に関連した柄と間違って認識されている面もあるも、
動物のジャガーとは無関係で"ヒョウ柄"という意味ではなく、アニマル柄なものではない。
*実際の「(動物の)ジャガー柄」とは、どんなものなのか知りたい場合は、
ネットで検索すると動物園内の動物紹介画像などで確認できます。
[推測]
日本ではヒョウ柄(レオパード柄)がとても人気が高く、
また、"ジャカード"という単語自体も聞きなれないこともあり、
「ジャカード」という柄のことも、消費者が動物のジャガーと何か関係あるのだろう、
という誤解が生まれ、「ジャガード」という呼ばれ方が定着してしまった可能性あり。
(あくまで推測です)
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