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紡糸法の種類(溶融紡糸、乾式紡糸、湿式紡糸)

 

このページについて

 
このページは、
 
羊毛や絹のようなものとは違って元々は糸状ではない原料をノズルから押し出し、
糸状の化学繊維を作るまでの工程(紡糸法)として知られる、
 

  • 溶融紡糸
  • 乾式紡糸
  • 湿式紡糸

 
これらのそれぞれの違いや、工程に関する情報ページです。
 
 
 
日本化学繊維協会HP
の「よくわかる化学せんい」のコンテンツでは図入りでの説明もあり。
 
 
 
[紡糸関連用語]

  • 溶剤= 物質を溶かすのに用いる液体
  • 溶融(融解)=固体が加熱などによって溶けて液体になること

 
 
 

溶融紡糸(ようゆうぼうし)とは?

 
melt spinning
 
 
meltとは、「溶ける」「溶かす」というような意味。
 
そして、溶融紡糸とは、ポリエステル、ナイロンといった、
高温に加熱すると溶けて液体になり(溶融し)、その後で温度を下げると再び固体になるものに対し、
加熱して液体になった原料をノズルから押し出して繊維状にし、そのあと温度を下げて固める方法。
 
この方法の場合は、他の2つの方法とは違い、溶剤(物質を溶かすのに用いる液体)は使用されない。
 
 
ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレンあたりがこの方法で繊維になる。
 
 
 【主な該当化学繊維】 

  • ポリエステル・・・・・・衣料分野で最もポピュラーな化学繊維
  • ナイロン
  • ポリプロピレン

 
 

乾式紡糸(かんしきぼうし)とは?

 
dry spinning
 
dryとは、「乾燥」「乾かす」というような意味。
 
 
そして、乾式紡糸(かんしきぼうし)とは、
溶剤に溶かした原料をノズルから噴出させて空気中に押し出し、
熱風により溶剤を気化させ(蒸発させ)、繊維にする紡糸法。
 
日本化学繊維協会HPなどを参考にすると、
アセテートやビニロンあたりがこの紡糸法で作られる。
その他、この方式でナイロン繊維が作られる場合もある模様。
 
 
【主な該当化学繊維】

  • アセテート
  • ビニロン

 
 
 
 

湿式紡糸(しっしきぼうし)とは?

 
wet spinning
 
wetとは、「湿らす」「濡らす」というような意味。
 
 
そして、湿式紡糸(しっしきぼうし)とは、
溶剤に溶かした原料をノズルから噴出させて凝固浴と呼ばれる溶液中に押し出し、
溶液の中で固めて繊維にする紡糸法。
 
乾かして繊維にする(固体にする)乾式とは逆の方法。
 
 
レーヨン、キュプラ、アクリル、その他ビニロンなどがこの紡糸法で作られる。
 
 
 【主な該当化学繊維】

  • レーヨン
  • キュプラ
  • アクリル