服飾/繊維分野の賞/コンクールガイド
デザイナー向け
毎日ファッション大賞の「大賞」(日本) | 毎日新聞社主催。1983年スタート。国内最大級のデザイナー向け賞で、国内・海外で活動する日本のデザイナーから大賞と新人賞が選出される。受賞ステータスは極めて高く、この賞を獲得した事をきっかけとして国際デビューを果たすデザイナーも多い。 |
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毎日ファッション大賞の「新人賞(資生堂奨励賞」 | 資生堂が絡んだ新人向け賞で、国内では「装苑賞」と並ぶ受賞ステータス。受賞者には資生堂から奨励金100万円が贈られる |
CFDA Awards(アメリカ) | NYコレクションにも関わるCFDA(アメリカファッションデザイナーズ協議会)による賞。いくつかのベテラン・新人デザイナー向け賞のほか、FASHION ICON AWARDなど幾つかの部門があり |
The Fashion Award(イギリス) | ロンドンコレクションを主催する英国ファッション協議会(British Fashion Council)による賞。12月発表。様々なデザイナー向けの賞があり。基本的には英国系デザイナー向けのイベントながら国外デザイナー/ブランドを大賞とする賞もあり |
International Woolmark Prize | 名前通りウール絡みの賞で、国際羊毛事務局が1953年創設。初期にカール・ラガーフェルドやサンローランが受賞して以来、世界的な新人賞の座に君臨してきた |
ANDAM賞(フランス) | 1989年スタート。世界で最も規模・注目度が大きいと言われる新人向けの賞。TOGAの古田泰子は2007年にこの賞を受賞した事で大きな注目を浴びた。ただし、競合のLVMH Prizeがスタートしてからは、やや注目度が下降気味 |
LVMH Prize | モエヘネシー・ルイヴィトングループが2014年にスタートさせた若手デザイナー向けの賞。巨大グループによる大規模な賞という事もあり、歴史は浅いものの既に注目度はANDAM賞やウールマークプライズを上回っているような気配があり。 |
イエール国際モード/アクセサリー/写真フェスティバル(フランス) | 名前通り、服飾系専門ではない。新人向けでモード部門・アクセサリー部門・写真部門から成る |
装苑賞(日本) | 1957年スタート。文化服装学院系の公募型新人賞ながら生徒のみでなく、外部の新人も受賞対象。1960年代から国内最大の新人デザイナー向け賞として認識されてきた。 |
Tokyo 新人デザイナーファッション大賞(日本) | 大手アパレルメーカーのオンワード樫山が1984年にスタートした新人向け賞。学生向けの「アマチュア部門」に加えて、2011年からは既にプロとしてキャリアをスタートしている若手対称の「プロ部門」も新設 |
TOKYO FASHION AWARD(日本) | 東京の若いデザイナーを支援するための賞。東京都や東京コレクション主催団体などが絡む。2015年1月にスタートしたばかり。受賞するとパリコレ期間内に開催される合同展示会参加のチャンスを得られる |
△FEC賞(FECJ賞) | 日本ファッションエディターズクラブ賞の略。1950年代にスタートし、もともとは国内デザイナーにとって最大の栄誉とされる賞であった。海外デザイナー部門もあり、受賞した世界的デザイナーが来日して贈賞式に参加した例もあり。ただし、2017年度の第55回を最後に現在、休止中状態の可能性あり |
経営者/プロジェクト向け
毎日ファッション大賞(日本) | 明確にビジネス系の賞というわけではないものの、「企画賞」「特別賞」といった賞は、特定の経営者や企業内の特定プロジェクトに対して贈られる傾向 |
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The Fashion Award(イギリス) | 主にデザイナーを対象とした賞ながら「Business Leader」という賞があり |
△企業家賞 | 株式会社企業家倶楽部による賞。服飾専門系の賞ではないものの、ビジネスの世界では極めて権威がある賞で、受賞ステータスが高い。これまで柳井正氏・石川康晴氏や、島精機製作所の島正博氏などが大賞を受賞してきた。その他、サマンサ寺田氏・ZOZO前澤氏などが部門賞を受賞。 |
その他(評論家/ライター/モデルなど)
毎日ファッション大賞の「鯨岡亜美子賞」 | ジャーナリスト、研究者などが大賞 |
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VOGUE Women of the year(モデル系) | VOGUE JAPANが2000年代半ばにスタートした賞。各分野から5人から10人くらいの女性が明確にモデル部門が設けられているわけではないものの、ほぼ毎年、ハイファッション分野で国際的に活躍するモデルが受賞する傾向 |
The Fashion Award(イギリス) | 主にデザイナーを対象とした賞ながら「Model of the year」という賞があり |
△FECJ賞(モデル系) | 「モデル・オブ・ザ・イヤー」という賞があり、国際的に活躍する日本のモデルなどが受賞対象。ただし、賞自体が現在休止状態の可能性あり |
その他、毎日ファッション大賞において、モデル(山口小夜子など)が特別賞を受賞した例も稀にあり。