1978年(昭和53年)の流行/服飾史
文化/出来事
- ミラノでは、のちにディオールのデザイナーとして活躍する事となるジャンフランコ・フェレ、そしてジャンニ・ヴェルサーチがそれぞれ自身のシグネチャーブランドを創設して本格的に活動し出す
- この年に、文化服装学院において高田賢三のライバルであったコシノジュンコ(コシノ3姉妹の次女)が、賢三に遅れる事約5年して、ようやくパリコレにデビュー。
- 1960年代にアイビールックブームをけん引したVANが倒産
- 原宿にファッションビル「ラフォーレ原宿」がオープン
- コシノ3姉妹の長女であるコシノヒロコが、ローマ開催の「アルタ・モーダ(オートクチュール)」に日本人デザイナーとして初めて参加
- メンズビギの菊地武夫は、自身が手掛けるブランドにてパリコレデビュー
- オートクチュールブランドのCHANELは、この年からプレタポルテ・コレクションを発表をスタートさせた
- 東京・表参道にハナエモリ社が「ハナエモリ・ビル」をオープン
- 若きフランス人デザイナー、ジャン=ポール・ゴルチエと日本のメーカー・オンワード樫山とのパートナーシップがスタート。これによりゴルチエは大きく飛躍
- 1960年代から1970年代前半にかけて一世を風靡した石津謙介創設の「VAN」が倒産
商品開発
- フェラガモ創業者の長女であるフィアンマが、同ブランドの代表的なパンプスモデル「ヴァラ」を開発
1978年度の主な賞受賞者情報
- 装苑賞
- 第43回装苑賞 ささきつとむ
- 第44回装苑賞 丹愛
- 第7回 ベストドレッサー賞
- 広岡達朗(スポーツ・芸能部門)
- 西田敏行(スポーツ・芸能部門)
- 郷ひろみ(特別賞)
- など
- [その他]
- コシノジュンコが第22回「FEC賞」受賞
1978年当時にパリコレに参加していた主なブランド情報
- KENZO(高田賢三)
- イヴ・サンローラン
- クリスチャン・ディオール・・・・・この時期のデザイナーはマルク・ボアン
- ISSEY MIYAKE(三宅一生)
- HANE MORI(森英恵)・・・・・オートクチュールとプレタポルテ両部門に参加
- ソニア・リキエル
- ピエール・カルダン・・・・オートクチュール部門に参加
- CHANEL・・・・・この時期のプレタ部門トップはフィリップ・ギブルジェという人物、一方、クチュール部門トップはジャン・カゾ―ボンとイヴォンヌ・デュデル
- VALENTINO
- GIVENCHY
- JUN ASHIDA(芦田淳)
- YUKI TORII(鳥居ユキ)
- Chloe・・・・・・この時期のデザイナーはカール・ラガーフェルド
- KANSAI YAMAMOTO(山本寛斎)・・・・・元コシノジュンコの弟子。評価急上昇の若手。
- JUNKO KOSHINO(コシノジュンコ)・・・・・この年の秋に開催された1979SSシーズンにデビュー
- クロード・モンタナ・・・・・・当時の注目の新人
- ティエリー・ミュグレー
- エマニュエル・カーン
- ジャンボール・ゴルチエ
- エンリコ・コヴェリ
- セルッティ1881
- Anne Marie Beretta
- ダニエル・エシュテル
- クリスチャン・オジャール
- シャンタル・トーマス
- ドロテ・ビス(Dorothee Bis)
- ジル・サンダー・・・・・この時期はミラコレでなくパリコレに参加していた
- JC de カステルバジャック
- [その他] メンズビギの菊池武夫がパリ初参加
この年に活躍した主な日本人モデル
- 山口小夜子(1949年生まれ)・・・・・日本のデザイナーだけでなく海外デザイナーのショーでも活躍。当時の世界的モデル
- 我妻マリ・・・・・・公式プロフィールによると、この年からパリコレで活動をスタート
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