1999年(平成11年)の流行/服飾史
文化/出来事
- 主な流行色=白
- 流行商品=ユニクロのフリース
- 渋谷109の「カリスマ店員」ブームが巻き起こる。そして森本容子・中根麗子といったスターが誕生した。
- カリスマ店員の髪型や服装を真似る若いギャルが急増
- 1990年代に飛躍的な成長を遂げたユナイテッドアローズ社がセレクトショップ企業としては初めて株式上場を果たした
- 浜崎あゆみがこの年の夏にブレイクし、秋にかけてファッションリーダーとしての存在感を強める
- 前年に東京進出を果たしたユニクロは、CM戦略が当たってフリースジャケットが大ブームとなる。
- 石川康晴氏率いるクロスカンパニー社が初のオリジナルブランド「earth,music&ecology」を立ち上げた
- アメリカの世界的高級ファッション誌・VOGUEの日本版「VOGUE NIPPON(現VOGUE JAPAN)」がこの年に創刊。創刊号の当時の世界的日本人モデル・未希と英国人スーパーモデル・ケイとモスのW表紙に。
- 桂由美が東洋人として初めて「イタリアファッション協会」の正会員となる
- グッチグループがイヴサンローランを買収
デザイナー交代/引退劇
- 1970年代前半から約30年に渡ってKENZOブランドのトップとして活躍してきた高田賢三が引退。ラストショーがパリにおいて盛大に開催された。
- 高田氏同様に1970年代前半から長く世界的なデザイナーとして活躍してきた三宅一生氏は1993年にメンズ部門を滝沢直己氏に譲渡していたが、レディース部門も滝沢氏に託し、表舞台から姿を消す事となった。2000年以降は裏方としてブランドを総合的に監修する立場に。
1999年度の主な賞受賞者
第17回 毎日ファッション大賞 | 大賞=渡辺淳弥(JUNYA WATANABE COMME DES GARCONS)・・・・・1992年に自身のブランドを立ち上げて以来、ブランドをコムデギャルソン並みの存在まで育てあげてきた事が評価されて受賞を果たす 新人賞=藤田恭一・・・・・自身のブランドにて東京コレクションで活躍 鯨岡阿美子賞=荒木節子(アタッシェ・ドゥ・プレス) |
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第73回 装苑賞 | 野口裕也 |
第16回 オンワード新人デザイナーファッション大賞 | 中溝祐次 |
第11回 ANDAM賞(フランス) | Dorothee Perret Patrick Van Ommeslaeghe ■この当時の細かい部門分けはANDAM公式サイトに情報なし |
第28回 ベストドレッサー賞 | 石原慎太郎(政治・経済部門) 和泉元彌(学術・文化部門) 藤村俊二(スポーツ・芸能部門) 織田裕二(スポーツ・芸能部門) ラルク・アン・シエル(スポーツ・芸能部門) 松嶋菜々子(女性部門) |
第16回 ベストジーニスト賞 | 一般選出部門=草なぎ剛、松嶋菜々子 協議会選出部門=吉田拓郎、島倉千代子 |
[その他] | アメリカの第18回CFDA賞で、山本耀司が「インターナショナル賞」を受賞 |
1999年当時に活躍していた主な服飾デザイナー
- 海外
- 森英恵(Hanae Mori)
- 高田賢三(KENZO)・・・・・・この年の秋に引退
- 三宅一生(ISSEY MIYAKE)・・・・・この年に女性分野からも引退
- 滝沢直己(ISSEY MIYAKE MEN)
- コシノジュンコ(JUNKO KOSHINO)
- 島田順子(JUNKO SHIMADA)
- 鳥居ユキ(YUKI TORII INTERNATIONAL)
- 山本耀司(Yohji Yamamoto)
- 川久保玲(COMME DES GARCONS)
- 渡辺淳弥(JUNYA WATANABE)
- 丸山敬太(KEITA MARUYAMA TOKYO PARIS)
- 国内
- 芦田淳(JUN ASHIDA)
- 金子功(KANEKO ISAO/WONDERFUL WORLD)・・・・ピンクハウスからは既に離脱
- 花井幸子(YUKIKO HANAI)
- コシノヒロコ(HIROKO KOSHINO)
- 前田徳子(TOKUKO 1er VOL)
- 太田記久(NORIHISA OTA)
- 大川ひとみ(MILK/MILK BOY)
- 宇治正人(MU'SEE D'UJI)
- 志村雅久(SHIMURA)
- 安部兼章(KENSHO ABE)
- 菱沼芳樹(Yoshiki Hishinuma)
- 中野裕通(HIROMICHI NAKANO)
- 西田武生(TAKEO NISHIDA)
- 津森千里(TSUMORI CHISATO)
- 高橋盾(UNDERCOVER)
- 藤田恭一(KYOICHI FUJITA)
- 若林ケイジ(NATIONAL STANDARD)
- 津村耕佑(KOSUKE TSUMURA)
- 安達稔(MODE ACOTE)
- 柳田剛(NAIYMA)
- 大野隆(TAKASHI OHNO/O.D.O)
- 沢田みゆき(NATURAL BEAUTY)
- 大矢寛朗(OHYA)
- 松居エリ(ERI MATSUI)
- 桑原直(I.S. SUNAO KUWAHARA)
- 芦田多恵(MISS ASHIDA)
- 山藤昇(PRIMOPALAZZO NOVEAPAZIO)
- 荒川眞一郎(Shinichiro Arakawa)
- 松本与(ato)
- 三原康裕(SOSU MIHARAYASUHIRO)
- 杉本ちゆき(CHIYUKI)
- 本間遊(HOMMA)
- 真木喜久子(GARDE COLLECTIVE)
- 黒田雄一(LAD MUSICIAN)
- IO SONO IO(木下美伽)・・・・・・ニューフェイス
[FASHION CHANNEL公式ch内]
KENZO2000SSパリコレ映像
1999年秋に開催された、巨匠・高田賢三にとってのラストショー
[FASHION CHANNEL公式ch内]
シャネル1999AWパリコレ映像
1999年に活躍した主なモデル
海外 | 田辺あゆみ SAWA Sachi 森田真理亜 ユカリオ 未希・・・・・・VOGUE日本版創刊号の表紙も飾った リヒト 鮎川陽子・・・・・わずか身長168cmながら、秋のシャネルのパリコレ(2000年春夏)にモデルとして出演を果たした RIKIYA(川口力哉)・・・・・PRADAのモデルとしてミラノで活躍 |
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国内 | 田中久美子 川原亜矢子・・・・・・女優として大活躍する一方で東京コレクションでも活躍 田辺あゆみ・・・・・東京コレクションでも活躍 高橋奈々枝 Sachi ユカリオ 一戸美夏 未希 小泉深雪・・・・大型新人 アンヌ 森田真理亜 安波 鮎川陽子 冨永愛・・・・・・当時の大型新人 伊勢谷友介 リヒト ASOBU エンリケ・・・・・・新人。現在のアレクサンダー(川崎希の夫) 市野世龍 ARATA(井浦新) 長谷川理恵 小雪 米倉涼子 長谷川京子・・・・・この頃は雑誌モデルとしてだけでなく東京コレクションにも出演 |
海外スーパーモデル | ケイト・モス ナオミ・キャンベル トリッシュ・ゴフ デヴォン青木・・・・・日系人スーパーモデル |
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