2013年(平成25年)の流行/服飾史
文化/出来事
- 主な流行色=ネオンカラー
- 第二次安倍内閣発足後、景気・株価が右肩上がりの状態となり、消費にも好影響
- ユニクロの姉妹ブランド「GU」は春にロゴを変更。それを機に様々な戦略を仕掛けてさらに人気が急上昇
- 前年度にバレンシアガの新たなクリエイティブ・ディレクターに就任したアレキサンダー・ワン(アジア系デザイナー)はパリで大活躍し、日本でも高い関心が集まる
- 宮迫博之氏の元相方として知られる秋山氏率いるマークスタイラー社の各ブランド(元にギャル系)がそれぞれ大ヒット。秋にはテラスハウス出身モデル・今井華のブランド「FLOVE」もだビューさせた
- 春の東京コレクションには、NYのトップブランド「VIVIENNE TAM」がゲスト参加。冨永愛をはじめとしたトップモデルのほか、歌手のシシドカフカがランウェイモデルとして登場した
- 秋の東京コレクションにはミラノコレクション系の世界的ブランド「MISSONI」がゲスト参加し、男女混合ショーを開催。ショーには国内のトップモデル達が勢ぞろいした。
- 秋に山本寛斎がロンドンで久しぶりに本格的なファッションショーを開催。1992年を最後にファッションデザイナーから引退していたが、これを機に再び活動を再開させた
- ファーストリテイリンググループの「GU」が中国に上海店をオープンさせ、ついに海外展開がスタート
- 2000年代後半に自身が立ち上げたブランドから去って以来、表舞台から姿を消していたクリスチャン・ラクロワがスキャパレリのカプセルコレクションを製作
- NYにおいて1990年前後に大活躍していたジョセフ・アブードが長いブランクを経て自身の名を冠したブランド「Joseph Abboud」を再開。日本ではオンワード樫山を通じて人気に。
主なデザイナー交代劇
- 1998年からルイヴィトンのアーティスティック・ディレクターとして約15年活躍してきたアメリカ人のマーク・ジェイコブスがメゾンから離脱。2014年よりNYにて自身のシグネチャーブランドの事業に専門する事となった
- 2012年に自身が創設したブランド「JIL SANDER」に復帰したドイツ人のジル・サンダー氏であったが、わずか1年でまたブランドを離脱(通算3度目の離脱)。
- モスキーノの2014年からのクリエイティブ・ディレクターがロッセラ・ヤルディーニからジェレミー・スコットに交替
- ベルギー出身のアンドゥムルメステールが自身が立ち上げたブランドのデザイナーを退任し、セバスチャン・ムニエという主要スタッフが2代目デザイナーに就任
雑誌/モデル
- 2011年秋に国際デビューした日本人モデル・CHIHARUが世界的なモデルとしてブレイク
- 国際モデルから引退後、女優への挑戦を表明していたTAOがハリウッド映画「ウルヴァリン・サムライ」のヒロインに抜擢
- 2000年代前半に広告モデルとしてニューヨークで活躍した歴史を持つ国際的モデル・福島リラもTAOと共に「ウルヴァリン・サムライ」のメインキャストの一人に抜擢
- ストリート系ファッションブランドがどんどん破綻し、ストリート系ファッション誌も続々休刊になる中、路線変更して東京コレクションに参加するケースが出てくる
- 世界的なモデル・Daisukeはこの時期、休業状態でコレクションは不参加
- ストリートファッションブームをSmartやBoonと共に支えた雑誌「クールトランス(COOL TRANS)」が休刊
2013年度の主な賞受賞者
第31回 毎日ファッション大賞 | 大賞=高橋盾(UNDERCOVERデザイナー)・・・・・・2001年以来、12年ぶりの受賞。この賞を2回受賞する事は極めて栄誉ある事と言われている。この賞を受賞してから子作為的な活動が再び本格化した 新人賞=落合宏理(FACETASM)・・・・・・ストリート系ハイファッションブランド「FACETASM」のデザイナーとして国内で大活躍。その後、落合氏は国際的に活躍するようになった。 鯨岡阿美子賞=山室一幸(WWD JAPAN)・・・・・この年の春に急逝 鯨岡阿美子賞=大石一男(写真家)・・・・・・パリコレを撮り続けてきた国際的日本人ファッションフォトグラファーの先駆け 特別賞=BAO BAO ISSEY MIYAKE など |
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第87回 装苑賞 | 桑原啓(くわばら・あきら) |
Tokyo新人デザイナーファッション大賞2013 | [プロ部門入賞者(ビジネス支援権利獲得)] 井野将之(doublet) 岩田翔(tiit) 北澤武志/佐藤絵美子(DRESSEDUNDRESSED) 丹治基浩(Motohiro Tanji) 森川拓野(TAAKK) など計10人 [アマチュア部門] 大賞=大橋聖平(大阪文化服装学院) 優秀賞=島村慎太郎(エスモードシャボン東京校) |
第25回 ANDAM賞(フランス) | グランプリ=AMI Alexandre mattiussi・・・・・アレキサンドル・マテュッシという男性デザイナーのブランド。世界各地のビッグメゾンで活躍したのち、2011年に自身のブランドを創設 ファーストコレクション賞=Christine Phung |
CFDA Award 2013(アメリカ) | [各部門の"デザイナー・オブ・ザ・イヤー"] メンズウェア=トム・ブラウン(Thom Browne) ウィメンズウェア=Jack Mccolloiugh&Lazad Hernandez(Proenza Schouler) アクセサリー=フィリップ・リム(3.1 Phillip Lim) [その他] インターナショナル賞=リカルド・ティッシ(GIVENCHY) SWALOVSKI賞(メンズ)=Dao-Yi Chow&Maxwell Osborne(Public School) SWALOVSKI賞(ウィメンズ)=Erin Beatty&Max Osterweis(SUNO) SWALOVSKI賞(アクセ)=Pamela Love(Pamela Love) ファウンダー賞=オスカー・デ・ラ・レンタ メディアAWARD=TIM BLANKS |
VOGUE JAPAN Women of the year 2013 | CHIHARU(モデル)・・・・・・この年にグローバルな活躍をしたモデル 福島リラ(モデル/女優)・・・・・・ハリウッド女優として活躍 満島ひかり(女優)・・・・・・国内で女優として活躍。ちなみに、妹(満島みなみ)はモデル など |
第42回 ベストドレッサー賞 | 安倍晋三(政治・経済部門) 百田尚樹(学術・文化部門) 夏木マリ(芸能部門) 堀北真希(芸能部門) 綾野剛(芸能部門) 佐藤琢磨(スポーツ部門) 草間彌生(インターナショナル部門) 滝川クリステル(特別部門) など |
第30回 ベストジーニスト賞 | 一般選出部門=相葉雅紀、ローラ 協議会選出部門=LiLiCo 国際部門=少女時代 グローバル特別敢闘賞=香川真司 特別賞=渡辺謙 |
2013年当時に活躍していた日本のデザイナー
海外 | 宮前義之(ISSEY MIYAKE) 高橋悠介(ISSEY MIYAKE MEN)・・・・・装苑賞受賞歴のある当時20代の若者。2013年秋の2014SSシーズンからイッセイミヤケの綿布部門を指揮 島田順子(JUNKO SHIMADA) 山本耀司(Yohji Yamamoto/Y-3) 川久保玲(COMME DES GARCONS) 渡辺淳弥(JUNYA WATANABE) 田山淳朗(ATSURO TAYAMA) 三原康裕(MIHARAYASUHIRO) 高橋盾(UNDERCOVER) 橋本倫周(RYNSHU) 津森千里(TSUMORI CHISATO) 三原康裕(MIHARA YASUHIRO) 古田泰子(TOGA) 阿部千登勢(sacai) 尾花大輔(N.Hoolywood) 柳川荒士(ジョンローレンスサリバン) 阿部潤一(kolor) 前田華子(ADEAM) |
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国内 | 花井幸子(YUKIKO HANAI) コシノヒロコ(HIROKO KOSHINO) 芦田多恵(TAE ASHIDA) 小篠ゆま(YUMA KOSHINO) 松本与(ato) アライサラ(araisara) MUG(G.V.G.V.) 石黒望(NOZOMI ISHIGURO) 堀畑裕之・関口真希子(MATOHU) 武内昭・中西妙佳(THEATRE PRODUCTS) 廣川玉枝(SOMARTA) 鷺森アグリ(agurisagimori) ハンアンスン(HAN AHN SOON) 熊切秀典(beautiful people) 森永邦彦(ANREALAGE) 有働幸司(FACTOTUM) 研壁宣男(support surface) 岩谷俊和(DRESSCAMP)・・・・・・一時離脱していたが前年にデザイナーに復帰し、再び東京コレクションに参加しはじめる 落合宏理(FACETASM) 丸龍文人(GANRYU) 江角泰俊(YASUTOSHI EZUMI) 下野宏明(WHIZ LIMITED)・・・・・もともとはストリート系ブランドの代表格 オオスミタケシ/吉井雄一「MISTER GENTLEMAN」・・・・ストリート系 中島篤(ATSUSHI NAKASHIMA) |
[FASHION CHANNEL公式ch内]
クリスチャン・ディオール2013-2014AWパリコレ映像
(4分25秒頃に日本人モデルのCHIHARUが登場)
[シャネル公式チャンネル内]
CHANEL2013-14AWパリコレ映像
[FASHION CHANNEL公式ch内]
KENZO 2013-2014AWパリコレ映像
2013年当時に活躍していたモデル
海外コレクション | CHIHARU・・・・・世界各地で大ブレイクしてスーパーモデルの仲間入り KASUMI 平谷香奈 山田亮平 ウエマツタケシ 林芳明 松岡モナ・・・・秋にミラノコレクションで「ANTEPRIMA」のランウェイを歩き、世界デビューを果たす。当時まだ15歳のため、年齢制限問題により他のショーには参加せず。 |
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国内(ショー分野) | 冨永愛・・・・・海外モデル引退後、モデルとしては東京コレクションで活躍 アンジェラ 関水結花 sachi 山村紘未 金原杏奈 JUN KASUMI 水原佑果・・・・・・水原希子の妹 入夏 安藤やよい 麻宮彩希 Maaya 香華 SEN ソチェ |
国内(雑誌/広告分野) | 黒田知永子 富岡佳子 平子理沙 蛯原友里 押切もえ 鈴木えみ 篠田麻里子 小嶋陽菜 有村実樹 香里奈 益若つばさ 舟山久美子 宮城舞 今井華・・・・・・テラスハウス出演で大ブレイク 宮田聡子・・・・・幅広い雑誌の看板モデルとして人気急上昇 |
海外スーパーモデル(アジア) | LIU WEN(中国) SUI HE(中国) Fei Fei Sun(中国) Xiao Wen Ju(中国) Lina Zhang(中国) Ji Hye-Park(韓国) |
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