チェック柄(格子柄)
まずはじめに「チェック柄」とは?
英語のcheckとは様々な意味があるが、柄用語としては、
「縦横の格子(こうし)柄の模様」というような意味。
ダイヤ型を除き、通常は風呂場のタイルや将棋の目のように
正四角形が連続したような外観をしている。
チェックの日本語での意味合いは「格子柄」。
千鳥格子柄(読みかた = ちどりごうし)とは? - ハウンドトゥースチェック
簡単な一行説明 =
千鳥(実質的にはクモのような感じ)が飛んでいるような格子柄(白×黒の組み合わせが多い)。
詳しい説明
Houndstooth-check
人気の柄であるものの、意外と意味を知られていない柄。
千鳥(ちどり) = チドリ科の鳥の総称。
格子 = オセロや将棋の升(ます)のように、きれいに網目状(チェック上)に羅列されている状態
その千鳥のシルエットが敷き詰められたような柄の事で、
実際にはクモ(蜘蛛)がきれいに網目状に敷き詰められたような感じ。
色の組み合わせ的には「白と黒」の組み合わせが圧倒的。
英語では「ハウンドトゥース・チェック」もしくは「ハウンドトゥース」。
[実例]

ギンガムチェック(gingham check)
簡単な1行説明=
他の大きなチェックとは違う、白と他の色の2色使いの 正方形の小さなチェック。
詳しい説明

夏用婦人服向けの薄手の平織綿布「ギンガム」特有の 正方形の小さな格子柄。
(大きなチェックとは違い、小さいチェックであることが他との違い)
白を基調に、主に"白×青"や"白×黒"の組み合わせが多い。
AKB48のシングルの題名にもなって、2012年に検索回数上位に。
【色の組み合わせが多いもの】
- 白×青
- 白×黒
- 白×赤
以上3パターンが大半。
タータンチェック(tartan check)
簡単な1行説明=
2色だけではなく、多くの色(主に暗めの色)を使用したスコットランド発祥のチェック。
詳しい説明

英国・スコットランド発祥のチェック柄。
他の主なチェック柄のように2色だけではなく、
多くの色を使ったスコットランド発祥の複雑な格子柄。
"タータン"の語源は不明。
【似た雰囲気のマドラスチェックとの違い】
- タータンのほうが地味で暗めの色使いのものが多い
- タータンのほうがシンプル気味でこぢゃごちゃしていない(ある程度規則的)
マドラスチェック(Madras Check)
簡単な1行説明=
主に明るめの様々な色を使用した、様々な色・幅の線が交差する雰囲気のインド発祥のチェック
詳しい説明
インドのマドラス(現チェンナイ)地方産の綿の織物。
特徴は色が何色も使われている、カラフルなチェック柄。
【同じような柄のタータンチェックとの違い】
色彩豊かという点では定義としては被る。
まず違いとしては原産地。
そして、マドラスのほうがよりカラフルな傾向。
【大まかな代表的マドラスチェック実例】

*かなり大まかな例です。
【大まかな特徴】
- タータンチェックよりもカラフルな傾向
- 細いものから太いものまで様々な幅・色の線が交差する
- タータンと比べて色や交差の多さなどごちゃごちゃした雰囲気
アーガイルチェックとは? = ひし形(ダイヤ柄)チェック
argyle-check
ひし形(ダイヤ柄)チェック。
なお、"アーガイル"、直接的にひし形を意味する英単語ではなく、
英国・スコットランドの地名。
靴下などの繊維製品の定番柄。

バッファローチェックとは?
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"バッファローチェック"とは、
ギンガムチェックとは対照的な大きな格子柄。
なお、一つの四角形の幅は5cm前後が相場であるようです。
(一部商品ジャンル除く)
組み合わせは"黒×赤"が多い。
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![]() |
こちらは布地に キルティング加工が 施されているもの |
*バッファローという語句とのつながり・由来は不明。
各チェック柄一覧
オーバーチェック
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格子の上に格子を重ね、重なった部分がもう一つの格子柄となり、 2+1で3タイプが1つの服に入っているタイプ。
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タッタソールチェック (tattersal check) |
ロンドンの馬市場「タッタソール」で馬用毛布柄に用いられたことが由来で、 近い色ではなく対照的な2色を重ね合わせたタイプのオーバーチェック。
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バーバリーチェック (Burberry Check) |
キャラメルやミルクティー的なベースカラーに、 白・黒・赤の細長い線が加わることにより、 生地の至るところに様々なチェック柄ができる、 英国・バーバリー社特有のチェック柄のこと。
主にマフラーなどにおいて多数されている。
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素材利用元
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