1970年(昭和45年)の流行/服飾史
1960年代の高度経済成長期を経て、春から秋にかけて大阪万博が開催される
文化/出来事
- 3月に「anan」が創刊し、当時の若者に大きな影響を与えるようになる
- パリやニューヨークでトップメゾンのアシスタントデザイナーなどとして1960年代後半に活躍していた三宅一生が日本に帰国し、三宅デザイン事務所を設立
- 1960年代後半からパリで新人デザイナーとして活動していた高田賢三が現地パリにて"ジャングル・ジャップ(JUNGLE JAP)"という自身の店をオープン
- 大川ひとみが、まだ過疎地だった原宿に「MILK」という店をオープン。
- 鳥居ユキがこの年に自身の会社を設立する(その五年後にパリデビューする事となる)。
- 1960年代からオートクチュール分野で活躍していたトップデザイナー・花井幸子が「YUKIKO HANAI」コレクションの発表を開始
- 1967年にパリでのモデル生活を終えて引退していた松本弘子が、フランソワ・トリュフォー勘作映画「家庭」にメインキャストの一人として出演
- 丸井(現丸井グループ)が、この年の1月の決算にて月賦(クレジット)業界トップに立つ
- 長く休養をとっていた英国のマリー・クワントが出産を機にクリエーション事業を再開し、インテリアやテキスタイルのデザインをスタート
- オートクチュールが衰退してプレタポルテが台頭する中、世界的服飾学校の「ESMOD」は、この年からプレタポルテ分野の人材育成に着手しはじめた
- 前年に池袋PARCOをオープンさせた株式会社東京丸物が株式会社パルコへと社名を変更
- 女性商品(靴・バッグ・衣料)専業だったイタリアのフェラガモが、メンズ事業(靴と衣料)に進出
商品開発
- まだ創業者が健在だったシャネルはこの年、「NO.19」という、のちに大ヒットする事となる香水を開発
1970年度の主な賞受賞者
- 第27回装苑賞 白川明
- 第28回装苑賞 河野みどり
1970年当時の主な世界的ブランド(パリ系)
- シャネル・・・・・この時点ではまだ創業者のココ・シャネルは健在
- エルメス
- クリスチャン・ディオール
- イヴサンローラン
- GIVENCHY
- VALENTINO
- LANVIN
- Chloe
- ピエール・バルマン
- ソニア・リキエル
- ピエール・カルダン
- ギ・ラロッシュ
1970年当時の主なモデル(国内/海外)
- 三富邦子・・・・・高田賢三がパリで開催したミニショーにモデルとして出演(パリコレではない)
- 山口小夜子・・・・・この時点ではまだ国際デビュー前
- 秋川リサ・・・・・創刊した「anan」モデルとして活躍
- 我妻マリ
- 秀香
など
[サイト全体メニュー]
[令和メニュー]
[平成メニュー]
[昭和メニュー]
[簡易情報(60's)]