2005年(平成17年)の流行/服飾史
文化/出来事
- 主な流行色=ターコイズ
- 小池環境大臣に提唱した「クールビズ」が話題に
- 業界関係者ではなく一般消費者を対象とする大規模な新感覚ファッションショー「東京ガールズコレクション」がスタート
- 秋に渡辺謙の娘で、国内ではノンノモデルとして活躍していた杏(Anne Watanabe)が長身を活かして秋に国際デビュー。当時のモデル界はドールフェイスブームだった事もあり、その流れに乗りファーストシーズンから大活躍。パリコレではルイヴィトンに出演した
- 国内では当時25歳の蛯原友里・押切もえの人気が沸騰し、彼女達が看板モデルとして活躍していたCanCamの部数がさらに上昇
- 冨永愛は妊娠・出産のため、海外コレクションからは一時離脱
- ZOZOTOWN・マガシーク・スタイライフなどのファッション通販サイトの人気が急上昇し、「服はネットで売れない」という既存の常識が崩れ始める
- 東京コレクションは2005年秋開催の2006SSシーズンより「JFW(ジャパンファッションウイーク)」へとリニューアル。そして東京コレクションは複合イベントの中の中核的なイベントとして位置づけられるようになった。
- 1983年から22年に渡って東京コレクションに参加してきた佐藤孝信による「KOHSHIN SATO」は、秋の2006SSを最後に東京コレクションから撤退
ビジネス
- ファーストリテイリングがコントワーデ・コトニエという、1995年に立ち上げられたフランスのカジュアルブランドを買収
- 4月に丸井が青井忠雄氏(2代目)から青井浩氏(3代目)へと社長交代を行う
- バッグ事業が好調であった12月にサマンサタバサジャパンリミテッドが株式上場を果たす
主なデザイナー交替劇
- ビギグループから「フラボア(FRAPBOIS)」を立ち上げてデザイナーとして活躍していた宇津木えりは、同社との方向性のズレからこの年をもってビギグループから離脱し、FRAPBOISからも離れた
- ジバンシィのレディース分野ディレクターにイタリア出身のリカルド・ティッシが就任
- 創業者が前年12月に2度目の離脱をした「ジル・サンダー」ブランドのメンズ&レディース両部門ディレクターに、創業者と似たような思想をもつミニマリストのベルギー人、ラフ・シモンズが就任
流行したブランド
- アバクロ・・・・・前年に引き続いてネット通販の並行輸入で大流行
- ホリスター・・・・・アバクロの姉妹ブランド
- Apuweiser Riche・・・・・当時、部数激増の「CanCam」などを通じて人気が爆発
2005年度の主な賞受賞者
- 第23回 毎日ファッション大賞
- 大賞=渡辺敬子(リボンデザイナー)
- 新人賞=信國大志・・・・・・自身のシグネチャーブランド「TAISHI NOBUKUNI」そして「TAKEO KIKUCHI」のデザイナーとして活躍
- 鯨岡阿美子賞=木村茂(演出家)
- 話題賞=シャネル株式会社
- 特別賞=鳥居ユキ(YUKI TORII INTERNATIONAL)・・・・・パリコレデビュー30周年を迎えた巨匠
- 第79回 装苑賞
- 太田和義
- オンワード新人デザイナーファッション大賞2005
- 大賞=ジェニファー・ウィッティ(アルバイト)
- 優秀賞:ウィメンズウェア部門=中嶋崇之(イギリス/セントマーチンズ在学)
- 優秀賞:メンズウェア部門=柴山賢一(杉の服飾大学在学)
- 第17回 ANDAM賞(フランス)
- Felipe Oliveira Baptista
- アクセサリー・プライズ=ベルンハルト・ウィルヘルム・・・・・アントワープ王立芸術アカデミー出身のドイツ人。
- cathy pill・・・・受賞部門名不明
- marie seguy・・・・・受賞部門名不明
- yaz&emel yazbukey・・・・・・受賞部門名不明
- 第34回 ベストドレッサー賞
- 小池百合子(政治部門)
- 藤田晋(経済部門)
- 松任谷正隆(学術・文化部門)
- 坂口憲二(芸能部門)
- 伊東美咲(芸能部門)
- 古田敦也(スポツー部門)
- マリア・シャラポワ(インターナショナル部門)
- 第22回 ベストジーニスト賞
- 一般選出部門=氷川きよし、浜崎あゆみ
- 協議会選出部門=ベッキー、テリー伊藤、山本容子
2005年当時に活躍していた日本のデザイナー
海外 | 滝沢直己(ISSEY MIYAKE) 島田順子(JUNKO SHIMADA) 鳥居ユキ(YUKI TORII INTERNATIONAL) 山本耀司(Yohji Yamamoto/Y-3) 川久保玲(COMME DES GARCONS) 渡辺淳弥(JUNYA WATANABE) 田山淳朗(ATSURO TAYAMA) 山地正倫(MASATOMO) 三原康裕(MIHARAYASUHIRO) 丸山敬太(KEITA MARUYAMA TOKYO PARIS) 高橋盾(UNDERCOVER) 津森千里(TSUMORI CHISATO) 宮下貴裕(NUMBER (N)INE) 三原康裕(MIHARA YASUHIRO)・・・・・東京を経てミラノで活躍し始めた 古田泰子(TOGA)・・・・・・この年に発表の場を東京からバリに移した 小川彰子(AKIKO OGAWA)・・・・・この年にNYコレクションデビュー 堀海斗/古舘郁(COMMUUN)・・・・・秋にパリコレデビュー |
---|---|
国内 | コシノヒロコ(HIROKO KOSHINO) コシノジュンコ(JUNKO KOSHINO) 芦田淳(JUN ASHIDA) 芦田多恵(MISS ASHIDA) 岩谷俊和(DRESS CAMP) 山本里美(LIMI FEU) 松本与(ato) 桑原直(SUNAO KUWAHARA) 白浜利司子(RITSUKO SHIRAHAMA) 杉本ちゆき(CHIYUKI) 福薗英貴(WHEREABOUTS/ウェアラバウツ)・・・・当時<注目された大型新人 信國大志(TAISHI NOBUKUNI/TAKEO KIKUCHI)・・・・自身のブランドの他、菊池武夫からTAKEO KIKUCHIブランドを託されて同ブランドの2代目デザイナーとしても活躍 吉原秀明・大出由紀子(GREEN)・・・・・夫婦デザイナー MUG(G.V.G.V.) 村田有子(IO YUKOMURA"TA) 黒田雄一(LAD MUSICIAN) 武内昭・中西妙佳(THEATRE PRODUCTS) 田中了(SATORU TANAKA) 石黒望(NOZOMI ISHIGURO) 佐藤孝信(KOHSHIN SATOH)・・・・・東京コレクション参加ラストイヤー 野田源太郎(ILIAD) 石川智恵(KINO) カミシマチナミ(KAMISHIMA CHINAMI) 山藤昇(NOVEAPAZIO PRIMO) 勝井北斗/八木奈央/竹山祐輔「mintdesigns」 長澤武弘・藤川慎太郎(MON TSUKI) 伊藤壮一郎(soe)・・・・・・アタッシェ・ドゥ・プレスの草分けである伊藤美恵(ワグ)の息子さんのブランド |
[FASHION CHANNEL公式ch内]
シャネル2005-2006AWパリコレ映像
[FASHION CHANNEL公式ch内]
イッセイミヤケ2005-2006AWパリコレ映像
[FASHION CHANNEL公式ch内]
コムデギャルソン2005-2006AWパリコレ映像
[FASHION CHANNEL公式ch内]
KENZO 2006SSパリコレ映像(2005年秋開催)
[FASHION CHANNEL公式ch内]
ルイヴィトン2006SSパリコレ映像(2005年秋開催)
現女優の杏さんが1分55秒過ぎに登場するので必見です
2005年当時に活躍していたモデル
海外コレクション | 冨永愛・・・・・・妊娠・出産を経て秋の2006SSシーズンに復帰。パリコレのKENZOでは生まれたばかりの愛息を抱いてランウェイに登場し、大きな話題となった。 小泉深雪・・・・・当時25歳。世界各地のコレクションで大活躍 渡辺杏(杏)・・・・・身長約175cm。秋に世界デビュー 福島リラ・・・・・NYで広告分野のモデルとして活躍 |
---|---|
国内(ショー分野) | ユカリオ 安波 兼田カロリナ 速水彩子 森田真理亜 宮本りえ 鮎美 金原杏奈・・・・・当時の大型新人 IVAN・・・・・2013年からはお姉系モデル/タレントとして活躍 |
国内(雑誌/広告分野) | 山田優 蛯原友里・・・・・CanCamで人気爆発 押切もえ・・・・・メディア出演が急増して蛯原友里と共に人気爆発 鈴木えみ・・・・・ケツメイシの「さくら」PV出演で知名度が急上昇 木下ココ 加藤夏希 浦浜アリサ 田中美保 香里奈 森豪士 エンリケ(現アレクサンダー) パトリシオ |
海外スーパーモデル | ジェマ・ワード(オーストラリア) ジェシカ・スタム ハイ・パク・・・・・・韓国系モデル。冨永愛の休業中に世界各地でブレイク |
[サイト全体メニュー]
[令和メニュー]
[平成メニュー]
[昭和メニュー]
[簡易情報(60's)]