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[新設] 在宅中に楽しく読める服飾系トリビア

[新設] 年度別流行/服飾史(在宅中に楽しく学習可)


(マイナーな)フライトジャケットの種類

 

 

楽天内のフライトジャケット売上ランキング

 

 

 

まずはじめに

 

 

このページは、

いわゆる「フライトジャケット」の様々な種類や違いを、可能な限り説明しているページです。

 

なお、フライトジャケットのうちで一般的にメジャーな

  • MA-1
  • N-2B
  • N-3B

 

に関しては別のページに説明があるため、こちらはそれ以外のマイナーな種類に関する情報です。

 

 


 

 

[注記]

なお、フライトジャケットのメーカーとして有名なAVIREX社のHPの記述など

信頼ある様々な情報を参考にしていますが、形の定義がいまいちはっきりしないモデルもありますので、

是非、このページのほか、他の様々な解説サイトも併せて参考になさってみてください。

 

 

 

 

 

フライトジャケット関連書籍

フライトジャケット資料室

 

詳しい内容は不明。

 

 

飛行服(フライトジャケット)発達史 [ 今井今朝春 ]

 

ユーザ評価の高い書籍。

詳しい内容は不明。

 

 

 

 

 

 

 

まず対応気温に関する分類

 

AVIREX社の「フライトジャケット辞典」のページによると、

対応する気温領域により、まず3タイプに分けられています。

 

 

 

カテゴリ 対応気温領域

主な該当モデル

(AVIREX社HP情報)

ライトゾーン

(LIGHT ZONE) 

プラス10度からプラス30度

 

A-1

A-2

L-2A

 


 

*Aは"夏用"という意味といわれる

(例外ある可能性あり)

 

インターミディエイトゾーン

(INTERMEDIATE ZONE)

マイナス10度からプラス10度

 

MA-1

M-65

G-1

B-6

 

ヘビーゾーン

(HEAVY ZONE)

マイナス30度からマイナス10度

 

N-2B

N-3B

B-1

B-2

B-3

D-1

N-2

N-3

 


 

*Bは"冬用"という意味といわれる

(例外ある可能性あり)

 

 

 

 

AVIREX 「フライトジャケット辞典」

リアルマッコイズHPにも個別商品ページにて各モデルの歴史情報あり

 

 

 

 

 

革製(レザー)と布製という違い・分類

 

[主な布製のフライトジャケット]

 

  • MA-1
  • N-2B
  • N-3B
  • L-2B
  • CWU-45/P
  • CWU-36/P
  • M-65
  • B-10
  • B-15

 

 

 

[主な革製(レザー)のフライトジャケット]

 

  • B-3
  • B-6
  • A-2
  • G-1

 

 

 

 

 

各アルファベットの意味(予測中心)

 

 

フライトジャケットにて多数登場する様々なアルファベットの意味を、分かる範囲で紹介。

 

ただし、各アルファベット用語の意味は、

業界内部でもなかなか正確な意味がわからないものも多いようなので、

間違いが判明した場合は修正させていただく場合があります。

 

また、商品によってはアルファベットの持つ意味自体が違う場合もあり得ます。

 

 

 

[こちらはある程度正確な情報(例外ある場合あり)]

 

  • A・・・・・"夏用"というような意味。ただしAL-1というマイナーなヘビーゾーン商品もあり。
  • B(冒頭のB除く)・・・・・"冬用"というような意味。ライトゾーンにBがつくものはなし。ただし他の説もあり

 

 

*「N-2B」「N-3B」のようにラストにつくのではなく、

「B-3」「B-6」のように冒頭につく場合の「B」は、

ボンバージャケット(bomber jacket)の「B」であるという説あり。

 

 

 

 

[以下はあくまで予想]

 

アヴィレックス社HPの一覧表などを元に予測。

 

以下は業界内でも正しい情報を知っている人があまりいないような情報のため、

あくまで予想ですので、今のところあまり参考にはされないでください。

 

  • L・・・・・最初に「L」がつく場合は、LIGHT ZONEの"L"である可能性あり
  • M・・・・・INTERMEDIATE=MIDDLEで、ミドルの"M"の可能性あり
  • N・・・・・まったく予測つかず
  • D・・・・・まったく予測つかず
  • G・・・・・まったく予測つかず

 

*傾向=ライトゾーン商品に「L」、インターに「M」、ヘビーゾーンに「N」が付くものが多い。

(なんとなく、L・M・Nというような流れがあり)

 

 

 

ヘビーゾーン商品「B-3」とは? - もこもこ系

 

1930年代に開発されたモデル。

 

 

対応温度領域は

マイナス30度からマイナス10度

 

 

このタイプは、

 

内側が暖かい毛皮が裏地にとりつけられていて、

襟を折り返すことによって裏地の毛皮が表に表れ、

幅広いマフラー付きジャケットのように見える形であることが

今のところわかっている限りではこのモデルの特徴のようです。

 

*例外ある場合あり

 

 

 

該当商品

Amazon:BestMart B-3 フライトジャケット

 

 

 

【わかっている限りの特徴】

 

  • ヘビーゾーン商品(極寒のマイナス10度からマイナス30度に対応)
  • 裏地は毛皮で覆われている
  • 折り返し襟が特徴で暖かいマフラーがついている雰囲気
  • 袖口や裾はニット製ではなく毛皮

 

 

 

 

インターミディエイトゾーン商品「B-6」とは? - B-3の計量版的モデル

 

 

「B-6」とは、

B-3の数年後に開発されたモデルで、

リアルマッコイズHPによると1939年から1943年にかけて製造。

 

B-3の軽量版的なモデルで、インターミディエイトゾーン対応の商品。

(マイナス10度からプラス10度に対応)

 

 

 

ヘビーゾーン商品の「B-3」より防寒性は劣るが、

動きやすさでは勝るのが特徴とされる。

 

 

 

*市販品は外見的にはB-3と大きな違いは感じられず。

 

 

 

 

ライトゾーン商品「A-2」とは? - スタジャンのレザー版系

 

1930年代に開発された古いモデル。

 

 

対応気温領域は

プラス10度からプラス30度」。

 

このモデルは、スタジャン(スタジアムジャンパー)のレザー版的な感じで重量的にも軽そうな雰囲気。

(シングルライダースジャケットにも似ている)

AVIREXのサイトによると腕の先端の袖(そで)と、胴体の最下部の裾(すそ)がニット製であるのが特徴。

 

 

 

*Amazonではあまり市販品見つからず。

 

 

 

【わかっている限りの特徴】

  • ライトゾーン商品(+10から+30度に対応)
  • スタジャンのレザー版的な雰囲気
  • 袖先と裾はニット製

 

 

 

 

 

インターミディエイトゾーン商品「G-1」とは? - レザーで色々なモデルをミックスした雰囲気

 

 

第二次大戦後に開発されたモデル。

色々なモデルをミックスした雰囲気。

 

A-422という1930年代に開発されたモデルが原型。

 

 

対応気温領域は、

マイナス10度からプラス10度」。

 

 

【わかっている限りの特徴】

  • レザー商品
  • インターミディエイトゾーン商品(マイナス10からプラス10度に対応)
  • B-3同様に毛皮の折り返し襟がついている(ただしB-3裏地と違って全体が毛皮なわけではない)
  • B-3の基本形と違い、胴体の部分にポケットがついている
  • 裾や袖先はニット製

 

 

 

 

Amazon:CHOTT 675 G-1 レザー フライトジャケット

 

 

 

 

ライトゾーン商品「L-2B」とは? - MA1の軽量版的モデル(中綿なし)

 

 

MA-1系。

 

似たような名前の「N-2B」の対応気温領域とはまったく違う。

AVIREX社のHPを参考にすると「L-2B」はライトゾーン(+10から+30度)で、

「N-2B」はヘビーゾーンの「マイナス10からマイナス30度」。

 

そして、雰囲気的には「MA-1」的な雰囲気であるものの、

インターメディエイトゾーン(マイナス10度からプラス10度)対応の「MA-1」とは違い、

L-2Bは中綿がないのが違いで、中綿がないため、対応領域がMA-1より高いようです。

 

 

 

 

Amazon:AVIREX L-2B フライトジャケット

 

 

 

 

【わかっている限りの特徴】

  • MA1と似ているが中綿がない(だから対応気温領域が違う)
  • 布製

 

*その他のMA1との違いは分析中。

 

 

 

 

インターミディエイトゾーン商品「CWU-45/P」とは? - ノーメックス(アラミド繊維素材)使用の布製モデル

 

MA-1系。

 

「MA-1」よりも歴史は浅く、1970年代に誕生したモデル。

対応領域はインターミディエイトゾーン(-10度から+10度に対応)。

 

色はセージグリーン系であるものの、MA-1と違って裏地はオレンジ色ではない。

 

アヴィレックス社HPによると、

特徴は、布製ではあるもののナイロンではなく

「耐火、耐熱性を持ったノーメックス(アラミド繊維素材)を採用」と書かれており、

もともとの意味合い的にはここが特徴。

 

ただし、市販品の素材欄をみているとノーメックスではなくナイロンで作られたものばかりのため、

現代の格安市販品におけるMA-1との素材面の違いはない模様。

 

 

 

 

 

【わかっている限りの特徴】

  • 布製
  • もともとの定義はナイロン製ではなくアラミド繊維系(ただし現在の市販品はナイロン製ばかり)
  • 色はセージグリーン系
  • MA-1に近いが裏地はオレンジ色ではない

 

 

 

インターミディエイトゾーン商品「M-65」とは? - ロング丈

 

*このモデルはなかなか公式的な定義情報がないため、わかっている限りの情報(工事中)です。

 

 

 

フライトジャケットの中では歴史が浅く、1960年代に誕生。

 

様々な文献にて

「1965年に開発されたフィールドジャケット」というように形容されている。

 

市販品を見る限り、布製でロングコートほどではないものの、

N-3B同様にロング丈でコートとして扱われている場合もあり。

 

色はセージグリーン(オリーブグリーン)系

 

 

 

 

Yahooショッピング内の該当市販品

 

 

 

 

[未確定情報]

収納可能なチャック式のフードが首についているのが特徴である可能性あり。

 

 

 

 

その他(あまり特徴がないもの)

 

 

  • CWU-36/P・・・・・「CWU-45/P」のライトゾーン版モデル
  • B-9・・・・・ロング丈。ヘビーゾーン商品。リアルマッコイズHPによるとムートンの枯渇により開発されたモデル
  • B-10・・・・・MA1系モデル。インターミディエイトゾーン。
  • B-15・・・・・MA1系モデルでB-10の改良型(AからDまである)。インターミディエイトゾーン。

 

 

 

その他(あまり流通がないもの)

 

 

日本のオンラインモールでは該当商品がなかなか見つからないもの。

 

  • D-1
  • B-7
  • A-1
  • N-1
  • AL-1・・・・・ヘビーゾーン商品

 

 

 

 

 

 

 
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