各種シャツの違い解説
主なシャツ商品の簡易比較表
種類 | 外観の特徴など | 弱点 |
Tシャツ
[編み物商品] |
★襟なし&丸首 ★袖丈のタイプは様々 ★薄手 ★伸縮性が高い ★吸水性が高い ★通気性が良い |
★編み物なので洗濯で伸びやすい ★秋冬はインナーでしか着られない |
ポロシャツ | ★襟付き&半袖が基本 ★主に春夏向け ★吸水性が高い ★通気性が良い |
★秋冬には向かない |
ワイシャツ | ★ビジネス系シャツ ★インナー系商品 ★襟つき&長袖が基本 ★白地が基本 ★薄手 |
★基本的に伸縮性に欠ける |
ネルシャツ | ★襟付き&長袖 ★保温性が高い ★主に秋冬向け ★厚手 |
★暑い夏場には向かない |
デニムシャツ | ★襟付き&長袖 ★青色系生地が基本 ★厚手 |
★ネルシャツより保温性は低い |
ダンガリーシャツ | ★襟付き&長袖 ★青色系生地が基本 ★薄手 |
★冬場には向かない |
オックスフォード シャツ |
★通気性が良い ★主に春夏向け ★薄手 ★綿100%基本 ★生地の色は様々 |
★薄手なので冬場には向かない |
シャンブレー シャツ |
★主に春夏向け ★薄手 ★麻製品も多い ★生地の色は様々 |
★薄手なので冬場には向かない |
Tシャツ
一行説明 =
袖を広げた時のシルエットがT型になる、「襟なし」「丸首」の薄手の簡易ニットシャツのこと。
詳しい説明
服を平らに広げた際に、シルエットがアルファベットの「T」の形になる薄手の簡易ニットトップスの事。
夏はアウターシャツとして冬はインナーシャツとして年間を通じて利用できる。
「襟がない事」
「丸首」
「織物ではなく編物」
であることが基本的な定義。
白地もしくは染色されたシンプルな生地にプリントがしてあるだけ、というようなタイプが多い。
なお、ワイシャツやネルシャツあたりとは違って、
織物(テキスタイル)ではなく編み物(ニット)である点も大きな違いで、
織物に見えるものの実は編み物であるため、
上手に干さないと洗濯をするたびに首のあたりが伸びやすいという特徴もあり。
簡易商品のため、どんなブランドの服の中でも最も価格帯が低いアイテムとなっており、
高級ブランドの服もTシャツだけは安く提供されている傾向にある。
Tシャツの主な種類(袖の長さ)
- 半袖型・・・・・Tシャツの基本形
- ロングTシャツ(ロンT)・・・・・長袖Tシャツ。この厚手版がスウェット(トレーナー)。
- 七分袖Tシャツ・・・・・肘(ひじ)より少し長い丈のTシャツ
【Tシャツの主な素材】
綿100%の商品が多い。
ワイシャツ
一行説明 = 襟付き・長袖・白地の、男性向け背広インナーシャツ。名前は「ホワイト」の"ワイ"からきている。
詳しい説明
基本的に男性向けのアイテムで背広を着るときにインナーとして着用する長袖のシャツの事で、
「襟付き」
「長袖」
「白地(白い布で製造)」
が基本的な定義となる。
なお、名前の由来は、アルファベットの「Y」からきて「Yシャツ」ではなく、
「ホワイト」の"ワイ"からきている。
基本的に男性向け商品で、女性向けに「ワイシャツ」という名称で販売されているものはない。
ポロシャツ(polo shirt)とは?
- ラコステ
- フレッドペリー

ネルシャツ(フランネルシャツ)とは?
簡単な一行説明= フランネル生地をそのまま使用した暖かい長袖シャツのこと
詳しい説明
ネル = フランネル(flannel)の略で、
フランネル素材のシャツの事。
日本では「フランネルシャツ」と呼ばれることはほぼなく、「ネルシャツ」という名前で定着している。
デニム生地をそのまま使用したパンツが「デニムパンツ」と言われるように、
フランネル生地をそのまま使用したシャツということで「ネルシャツ」と呼ばれる。
【特徴】
半袖のものは基本的になく長袖・襟(えり)つきで、生地は厚め。
柄は基本的にチェック柄であることが特徴。
【フランネル生地とは】
紡毛糸(短い羊毛から作った糸)を主に平織りにして生地を作り、両面を起毛させた手触りの良い毛織物。
羊毛ではなく、綿(コットン)製の「コットン・フランネル」もあり。
薄手ではないので、春夏ではなく秋冬長袖シャツの生地として人気がある。
(いまいちわからないかたはネルシャツを近くてみてご確認ください)
デニムシャツ
デニム生地をそのまま使用した厚手気味のシャツのこと。
襟があり、基本的に長袖。
【特徴】
シャツにしてから生地を染めるのではなく、
■たて糸が染色糸(藍色系)
■よこ糸が白糸
の形で、綾織り(斜文織り)という織り方で織られる。
下記の画像のように、2/3の確率で藍色・紺色の染色糸が生地の表に表れるため、
1/3の割合で表れる白糸よりも、藍色・紺色の印象が強い生地になる。
デニム生地の拡大図

ダンガリーシャツ
ダンガリー生地をそのまま使用した薄手のシャツのこと。
襟があり、基本的に長袖。
デニムシャツ同様にブルー系の生地が基本。
たて糸に染色糸を使用するデニムとは逆に、
よこ糸に染色糸、たて糸に白糸を使用して織る。
ダンガリー生地の拡大図


【デニムシャツとダンガリーシャツの違い】
- デニムはたて糸に染色糸を使用するが、ダンガリーは逆にたて糸に白糸を使用する。
- 厚手気味なデニムシャツに比べ、ダンガリーシャツは基本薄手なので冬場には向かない
- デニムシャツは2/3の確率で藍色系の染色糸が表に表れるため藍色っぽい印象の強い生地になるが、ダンガリーシャツは2/3もしくは1/2の確率で白糸が表に表れるため、デニムよりも色が薄く白っぽいが強い雰囲気の生地になる。
シャンブレーシャツ
シャンブレーという、綿や麻を使用した、カラフルな生地展開の素材を使用した薄手のシャツ。
似たような商品のダンガリーシャツと比べ、
ダンガリーは基本綿製だが、シャンブレーは通気性が良い麻製も多い点、
生地の色の種類が幅広く、青系だけではなく様々な色の生地がある点などが違い。
オックスフォードシャツとは
「オックスフォード」という織物(生地)を使用した綿シャツのこと。
シャンブレーシャツの類似品。
平織りの変化形「斜子織り(ななこ織り)」という織り方で織られているのが特徴で、
通常の平織りの長袖シャツよりも通気性が良く、主に夏向けの商品。
シャンブレーシャツよりも通気性が高い。
斜子織りの実例。
1本ではなく、数本の糸をまとめて織る形。
このようなカゴ的表面のため、通気性が良い。

ランニングシャツとは?
陸上競技の選手達がユニフォームとして着用するようなノースリーブTシャツのようなシャツ。
主に男性向けの吸汗性の高いインナーアイテムとして使用される。
なお、女性向けアイテムのタンクトップはランニングシャツの女性版のような存在。
その他
カッターシャツ |
△詳しい説明整理中。
ワイシャツとカッターシャツはどう違うのかは諸説あって詳しいわからないため、 "ワイシャツ"との定義の違いも整理中。
ネットの辞書などによると、 「襟(えり)とカフスがあらかじめつけられていて取り外しできないシャツ」 というような説明になっています。
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【関連用語】プルオーバー
プルオーバー = pullover
前後に開きがなく、頭からかぶって着るタイプのトップス商品の総称。
総称系ワードのため商品名ではない。
ボタンのないセーターやブラウス・チュニックあたりが典型的なプルオーバーアイテム。
その他、商品自体に「プルオーバー」という名前がついた、かぶり着服もある。
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