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[新設] 在宅中に楽しく読める服飾系トリビア

[新設] 年度別流行/服飾史(在宅中に楽しく学習可)


女性向けの各種トップ商品の解説・違い・見分け方

 

各トップスの早見表

 
■「ジャンル名」に分類される用語(商品名ではない)
 

 

ジャンル名 説明

 

カットソー

(カット&ソーン)

 

 

"裁断された2枚の薄手のニット生地を縫い合わせ袖を付けただけ(cut&sewn)"

という感じの簡易トップス衣料全体の総称。

 

Tシャツが代表的な存在。

 

プルオーバー

 

 

服の前後にボタンがなく、"被って着るタイプのトップス商品"の総称。

 

ただし、前開きのカーディガンタイプではないセーター商品や、

前後ボタンのないブラウスが「プルオーバー」という名称で販売されることもある。

 

 

 

 


 

 

 

■商品名に分類されるもの

 

商品名 説明
Tシャツ

 

カットソー商品の代表的存在。

シルエットが「T」型のためTシャツと呼ばれる

 

タンクトップ

 

ノースリーブシャツの肩布をもう少し細くしたような商品

 

キャミソール

 

チューブトップに肩ひもをつけたような商品

 

ブラウス

 

ゆったりしていてデザイン性が高い、女性向けの薄手のシャツ商品

 

ベアトップ

 

タイトなデザインのストラップレス・トップス商品

 

チューブトップ

 

ゆったりしたデザインのストラップレス・トップス商品

 

チュニック

 

"へそあたりまでの7分丈のトップス"というのが本来の意味であるが解釈は様々。

 

実際には7分丈の下にぺプラムがついた計12分丈くらいのデザインか、

通常のトップス商品よりも少し長い"12分丈"的なデザインの商品が主流。

 

ベスト

 

袖はなく、胴体だけを覆うタイプの全開きボタンのトップス商品。

 

 

 

 

わかりやすい実例画像をみたい場合は人気モデルが実際に商品を着用している下記のページがおすすめ。

 

集英社FLAG SHOP 各種トップス実例
(集英社系人気モデルがWEBモデルとして多数登場)

 

 

 

 


 

 

Tシャツとカットソー

 
 
よく議論されることがある、「Tシャツ」と「カットソー」の違いについて。
 
 
「カットソー」の簡単な説明 =
薄手のニット生地を裁断して縫い合わせただけというような意味の簡易トップス衣料全体を指す。
服の商品カテゴリ名のため、正確には商品名ではない。
 
 
「Tシャツ」の簡単な説明 =
カットソー商品の代表的存在。シルエットが「T」型のためTシャツと呼ばれる。
 
 
 
 
 
詳しい説明
 
カットソーとは「カット&ソーン(Cut&sewn)」の略で、
薄手で編みかたが細かいニット生地を裁断(cut)して縫い合わせた(sew)だけ、
というような簡易トップス衣料全体を指す。
 
*厳密にいうと、元の意味からすれば袖が別途付け足しているものはカットソーにはあたらないが、
ノースリーブ商品を除き、実際のところは縫い合わせた2枚の布に、別途袖(スリーブ)を付けたものが大半となる。
 
 
 
それに対し、Tシャツは「カットソー商品の代表的存在」という位置づけで、
丸首で半袖であることが基本形。
広げるとアルファベットの「T」になることからTシャツと呼ばれるようになった。
 
ニット商品には見えないものの、薄手のニット商品のため、伸縮性が高い。
 
 
 
 
 
【主なカットソー該当商品】
 

  • Tシャツ
  • いわゆる「カットソー」と名付けられている女性向けトップス(丸首ではないシャツや長袖のものなど)
  • スウェット(トレーナー)・・・・・長袖Tシャツの厚手版的なシンプル商品
  • ポロシャツ・・・・・そんなにシンプルな作りではないが分類上では一応カットソーに該当する

 
 
 
★「カットソー」という名称で販売されている女性向け商品について
前述通り、カットソーは商品ジャンルのため、商品名には該当しないが、
実際には特に女性服の世界では、ブラウスほどの高いデザイン性・装飾性はなく、
シンプルなTシャツに近い女性向け簡易トップス商品が、
メンズ商品のイメージもある「Tシャツ」ではなく、「カットソー」という名称で販売するメーカーが多い傾向にあり、
カットソー = ちょっとおしゃれな女性向けTシャツ(主に長袖)
というような意味合いもあり。
 
また、Tシャツは薄手のプレーンなニット生地しか基本的に使われないが、
"カットソー"という名前の商品は、デコボコして分厚めの「鹿の子生地」が採用されているような場合もあり。
 
 
 


 
 
【女性向け薄手トップスの基本的な装飾性の高さ】
  • Tシャツと名付けられている商品= ほぼ装飾性はなし
  • カットソーと名付けられている商品= Tシャツと比べて少しだけ装飾性があるものが多い(ブラウス商品よりはシンプル)
  • ブラウスと名付けられている商品= 明確に装飾性が高い
 
 


 
 
 

タンクトップとは?

 
「タンクトップ」の簡単な説明 =
ノースリーブTシャツや陸上競技ユニフォームのような女性向けトップス商品
 
 
 
「タンクトップ」の詳しい説明 =
陸上競技の選手がユニフォームとして着るようなランニングシャツの女性カジュアル版商品。
 
またはノースリーブTシャツに近い存在で、ノースリーブTシャツが"タンクトップ"と名付けて販売される場合もある。
肩部分がひもになっているキャミソールとは違い、肩ストラップ部分はヒモではなく布で覆われている。
 

 

キャミソールとは?

 
キャミソールの簡単な説明 =
チューブトップにひもをつけたような形の、女性向けのインナーor盛夏向けアウター商品。
 
 
 
 
キャミソールの詳しい説明 =
下着発祥の女性向けアイテムで、タンクトップの肩ストラップ部分を布ではなく肩ひもにしたようなもの。
肩ひもがないチューブトップやベアトップに肩ひもをつけたようなもの。
 
基本的にアンダーウェア・インナーウェア系アイテムであるが、
夏の時期においては、ストラップレスアンダーウェアなどを着用の上で、
キャミソール一枚で外着としても利用される。
 
 

 
 
 

その他シャツ

 
 
シャツ類はサイト内に別途「シャツの種類」のページがあります。
詳しくはそちらでご覧ください。
 
 
ワイシャツ
ポロシャツ
ネルシャツ
クレリックシャツ
アロハシャツ
ウエスタンシャツ
ランニングシャツ
など
 
 
 
 

ブラウスとは?

 
簡単な一行説明 = ゆったりしていてデザイン性が高い、女性向けの薄手のシャツ商品
 
 
 
詳しい説明
 
ブラウス = blouse
 
シンプルなTシャツとは違い、デザイン性の高い女性向けのゆったりした薄手のシャツ商品。
 
被って着るタイプのプルオーバータイプが中心ながら、
前にボタンがついているタイプのブラウスもあり。
 
 
袖はノースリーブから・半袖・七分袖・長袖まで様々。
基本的に大人の女性服にのみ"ブラウス"という言葉が使われ、メンズ商品はない(一部、女の子供服向けのアイテムはある)。
 
裾(すそ)のタイプは近年、ぺプラムタイプが大人気となっている。
 
 
【姉妹商品:ブルゾン】
ブルゾンとは「blouson」と書き、
「ゆったりとした外観のウエスト丈のアウター商品」を指す。
ブラウスとの共通点は、ふくらませたようなデザインでゆったりとした外観・着心地である点。
 
 

 
 

ベアトップ(bare top)とは?

 
タンクトップやキャミソールのように肩ストラップをとったようなデザインのトップスの名称で、
イブニングドレス・ウエディングドレスのトップス部分のデザインとして定着している。
 
ただし、日本ではボトムスセットのドレスではなく、トップス部分だけで販売されているケースがほとんどで、
タイトでボディコンシャス(体にぴったりくっついたようなデザイン)な雰囲気のストラップレス商品を指す場合が基本。
 
 
類似商品

  • チューブトップ・・・・・タイトなデザインのベアトップよりも締め付けのないストラップレスのニットトップス
  • ブラトップ・・・・・基本ストラップ付きでキャミ・タンクをかになりタイトにしたようなデザインのボディコン商品。ユニクロが発売して流行中

 
 

 

ニット(knit)とは?

 
編み物系アイテムの総称。
 
 
代表的商品は
 
カットソー(薄手ニット素材を縫い合わせたもの)
セーター(長袖ニットトップスのこと)
ニット帽子
ニットワンピース
ニットスカート
マフラー
 
など。
 
 
 
[素材としての意味]
 
 
●●●ニットスカート
●●●ニットコート
 
など、商品名ではなく、商品名の中にニットの種類が入った商品もあり、
商品名ではなく、「●●●ニット」素材を使用したコート・ジャケットといったように
素材として、商品名の中に登場するもあり。
 
 
 
 

チュニックとは?

 
チュニック = tunic
 
本来の意味は、
「女性向けの七分丈のタイトなトップス商品」
というような意味と言われているが、実際には"チュニック"と名づけられているものの中で、
7分丈トップス的なデザインの商品は少なく、様々な解釈がある。
 
 
パターン1.
7分丈トップス部分の下にロングぺプラムがついたような計12分丈くらいのトップス商品
 
 
パターン2.
胸あたり(5分丈のあたり)から生地がAラインスカートのように少し八の字型のデザインになっている、
ロングTシャツのような12分丈くらいのデザインのトップス商品。
(朝鮮系民族服の"チマチョゴリ"を短くしたような外観)
 
 

 

 
こういったものを「チュニック」という名称で売っているケースが多い。
 
なお、基本的に被って着るプルオーバータイプの商品であるが、
「シャツチュニック」と呼ばれる前ボタン・前開き型のチュニックもある。
 
 
脚を長く見せられる効果があると言われている。
(ロングぺプラムがついても基本的にトップスなので、ボトムスに何か履く必要がある)
 
 
ぺプラムとは?
ブラウスやチュニックの裾に付ける、ミニチュアフレアスカートのようなもの。
ティアードスカートの一段目だけを付けたような感じ。
飾りであって、スカートではない。
 
 


 
 

【トップス用語】プルオーバーとは?  - 正確には商品名ではありません

 
簡単な説明 =
服の前後にボタンがなく、被って着るタイプのトップス商品の総称。商品名として使用される場合もある。
 
 
 
 
詳しい説明
 
カーディガンのようにボタンでの前開き型ではなく、また後ろにも開きがなく
前後の開きはなくて頭から被って着るタイプのトップス商品の総称。
カットソー同様にジャンルとしての言葉のため、正確には商品名ではない。
 
基本的には、かぶり型セーター商品を「プルオーバー」と呼ぶ場合が多いため商品名としての側面もあるが、
"プルオーバータイプ(かぶって着るトップス)"という意味で使われる場合もあり、
ニット商品以外でも、ボタンのないブラウスやチュニック・トレーナーもプルオーバー商品の一つに分類される。
 
 
 
*商品名ではないので、楽天内には、「プルオーバー売上ランキング」はなし。
 
 
 
 
 

その他、違いがわかりずらい2単語の違いの説明

 

 

プルオーバーとカットソーの違いとは?

【プルオーバー】

 

プルオーバーとは前後のボタンや開きがなく、被って着るトップス商品の総称。

商品名として売られているケースもあるが、正確にはジャンル名のため、商品名ではない。

ただし、実際にはTシャツより長めのロングTシャツのような商品や

厚手のニット素材を使用している前開き式ではないセーター商品が、

「プルオーバー」という名称で販売される場合が多い。

 

 

【カットソー】

 

それに対し、カットソーとは薄手のニット素材2枚を縫い合わせただけ、

というような簡易トップス商品の総称。

Tシャツがカットソーの代表的な商品であるが、

女性服市場では少しデザイン性のある女性向けTシャツが

「カットソー」という商品名で売られている場合がある。

 

そして、"カットソー"とは2枚の布を縫い合わせただけというような

商品ジャンルであり、前後のボタンやカーディガンのような前開きがないため、

"プルオーバータイプ"のトップス商品という位置づけになる。

 


 

 

結論からいうと、「プルオーバー」も「カットソー」もジャンル名であるが

 

「ボタンがなくて被って着るトップス商品」

 

という共通項があり、

「プルオーバー」

「カットソー」

どちらの商品名で販売されている商品も基本的には大きな違いはない。

 

ただし、実際の女性服市場では

 

プルオーバー = 被って着るタイプのセーター or 長い丈のカットソー商品

カットソー = 少しデザイン性のある女性向けTシャツ

 

というように解釈されている場合が多い。

 

カットソーとブラウスの違いとは?

 

カットソーとは

2枚の布を縫い合わせた袖をつけただけの簡易トップス衣料

というような意味合いのため、前後の開き・ボタンはない。

そのため、すべて上から被って着る形になる。

 

それに対し、ブラウスは同じような商品であるものの、

前後の開きがあり、ジャンパーなどのように両手を通して

最後にボタンを留めて着るような、

被って着るタイプではない商品も稀(まれ)に含む。

 

また、ブラウスはシンプルで装飾性の低いカットソーとは違い、

複雑な凝ったデザインであることも特徴で、

袖が単純な袖ではなくパフスリーブになっていたり、

胸元にリボンがついていたりするなど

デザイン性が高いトップスであることがカットソーとの違い。

 

プルオーバーとチュニックの違い

プルオーバー =

被って着る服の総称であり、商品ジャンルを指す。

 

チュニック =

基本的に前後のボタンや開きがなく、被って着るタイプの商品で、

「プルオーバー」タイプのトップス商品という位置づけとなる。

 

片方がジャンル名でもう片方が商品名というのが根本的な違い。

 

なお、"チュニックのような薄手のプルオーバー商品"に対して

「プルオーバー」という商品名をつけて販売しているメーカーもある。

チュニックとブラウスの違い

日本にて"チュニック"という名称で販売されているアイテムは、

ロングTシャツくらいの12分丈程のアイテムが基本。

 

それに対し、ブラウスは通常のトップスの長さで、

長さで言うと10分丈くらいのアイテムが基本。

12分丈くらいの長い丈のブラウスは「チュニックブラウス」と呼ばれる。

 

したがって、丈の長さが基本的な違い。

 

 

 


 
 

 

 
 
 
 
 

 

 

 
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