【襟】 カラー(Collar)とラペル(Lapel)
まずはじめに
カラーとラペルの複合型である
「テーラードカラー」はどちらに分類されるのか?など、
あいまいでわからない部分もあるため、まだこのページは少し工事中です。
わかりづらい場合などは他の専門的な資料も併せてご参照ください。
カラー(Collar)とは?
カラー(collar)とは、日本語でいうと「襟(えり)」という意味。
そして、衣料分野においては、
基本的に衣類の首回りに縫い付けられている布製の襟を指す。
縫い付けタイプのほか、取り外し可能なもの(付け襟)もあり。
「上襟(うわえり)」とも言われる。
【主にカラーがつくもの】
- ワイシャツ
- ポロシャツ
- 学生服
【主なカラーの種類】
- ステンカラー
- スタンドカラー(立襟)・・・・・折り返しのない立ち襟のこと
- アタッチドカラー・・・・・付け襟の総称
- ティペット・・・・・付け襟のうち、毛皮製のもの
- セーラ―カラー・・・・・セーラー服の襟
- ショールカラー(へちま襟)・・・・・ショール(肩掛け)を掛けたような形。ラペル複合型といった雰囲気。
ラペル(Lapel)とは?
ラペル(Lapel)とは、
主にジャケットなどについている、
カラーのように首回りではなく、「身頃の生地の胸のあたりの布を折り返して作った襟(折り返し襟)」のこと。
「下襟(したえり)」とも呼ばれる。
左右両方の身頃の生地の上部を折り返して作るため、形状的には"かなり細長い逆三角形"のような形になる。
カラーとの違いとしては、カラーは胴体の生地と別の生地や色で作られる場合もよくあるが、
ラペルは身頃の生地を折り返した襟のため、自動的に身頃部分と同じ生地で出来ているのがカラーとの違い。
【関連用語】
身頃(みごろ)= 身衣(みごろも)略で、トップス衣料における袖などを除いた「胴体を覆う部分(生地)」のこと
【主にラペルがつくもの】
- テーラードジャケット
- ダブルライダースジャケット
- チェスターコート
【主なラペルの種類】
- ピークドラペル・・・・・peakedとは尖ったという意味で、下襟の先端が鋭角になっているタイプ
その他のラペルの種類や形状は整理中。
【例外】テーラードカラー
テーラードカラーとは、
テーラードジャケット(スーツのトップス部分)をはじめ、
ダブルライダースジャケットやチェスターコートなどについている、
カラー(首回りの襟)とラペル(身頃の折り返し襟)の複合型のような襟の形状のこと。
なお、ラペルは"身頃の生地を折り返したので襟のような形状に見えるだけ"とも言えるので、
テーラードカラーの前面の折り返し(ラペル)を戻し、
前面を締め切って付属のボタンで留めて着るような形にすると、
外観的にはシャツのようにカラーだけがついている状態になる。
*その他、タキシードにてよく見られる「ショールカラー」というタイプも、
首回りの布を折り返しただけという感じのカラーで、
通常のカラーとは雰囲気が違い、"首回りのラペル"といった感じのカラー。
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