カシミア(カシミヤ)とパシュミナ
【まずはじめに】カシミアとパシュミナの元となる動物「カシミア山羊」とは?
カシミアとパシュミナの元となる(体毛が採取される)動物「カシミア山羊」の生息環境や体毛の特徴は、
ファーストリテイリングHPや楽天市場内のパシュミナ専門店によると以下の通り。
【カシミア山羊の体毛の特徴(ファーストリテイリングHP参考)】
極寒地域を生き抜くため、防寒のための2重構造の体毛になっている。
外毛は硬いものの、内側の毛は細く柔らかく保湿性に優れる。
【楽天市場Deva参考】
カシミア山羊とは標高4000m以上の高地に生息する山羊。
冬はマイナス20度になるような極寒環境を生き抜くため、とても保温性が高い毛をまとっている。
カシミア(カシミヤ)とは?
簡単な一行説明=
カシミア山羊の柔らかい毛から作った、滑らかで光沢感があり保温性も優れる高級素材
詳しい説明
cashmere
ヒマラヤの標高の高い地域で生息する「カシミア(カシミヤ)山羊」の柔らかい毛を使用して綾織りにした、
絹のような滑らかさや光沢感、保温性などが特徴の、薄手の高級毛織物。
そして、この高級素材を綿(コットン)に10%前後配合したセーターやカーディガン、
100%使用したマフラーなどが人気。
なお、1頭のカシミヤ山羊から採取できる毛の量はわずかであるため、
高級素材となっており、洋服類でカシミア100%のものは5万円前後の高価格となっている。
【名前の由来】
カシミア山羊の原産地である、カシミール地方という地域が「カシミア(カシミヤ)」の語源とされる。
日本カシミヤ協会HP・・・・・こちらにはカシミヤ山羊の写真や、カシミヤという毛の詳しい解説もあり
カシミア(カシミヤ)素材を使用した主な商品
- カシミア混セーター
- カシミア混カーディガン
- カシミアマフラー
- カシミア混ワンピース
- カシミア混ソックス
【原料について】
洋服類に関しては、「綿90% + カシミア10%」が多く、
10%前後配合されたものが、市場で低価格にて販売されている傾向にある。
マフラーに関しては、「100%カシミア」のものが低価格で販売あり。
【カシミア商品で有名なメーカー】
ユニクロ
[注記:"カシミア織り"について]
「カシミア(カシミア素材)」=「カシミア織り」と定義されている場合と、
「カシミア織り=梳毛を用いてカシミアに似せて仕上げた毛織物」と定義されている場合があり、
「カシミア織り」という言葉の正確な定義に関してはよくわからないため、情報整理中です。
ご了承ください。
パシュミナとは?
pashmina
カシミア山羊の体毛の中でも特に柔らかく細い毛のみを使用して作った、
カシミアよりさらに上質な高級毛織物。
ストール・ショールなど、冬用ネックウエアの素材として人気。
ちなみに、楽天市場内で「パシュミナ100%」として販売されている商品平均的な価格は2万円前後。
【パシュミナという名前の由来・語源】
ペルシア語で「羊毛」を意味する"pashm"が語源とする説など、語源候補はいくつかあり、明確には不明。
【パシュミナを使用した主な商品】
パシュミナ・ストール
パシュミナ・ショール
パシュミナ・マフラー
カシミアとパシュミナの違い
【わかっている限りの情報】
- パシュミナはカシミアよりもさらに上質なもの
- パシュミナはカシミア山羊の体毛の中でも特に柔らかい「首から胸の毛」のみを使用。
- パシュミナは毛が細く過ぎて機械では織れずに手織りになるため高価になる
- カシミアは洋服の素材に使われるが、パシュミナはほぼ首回りの商品専門
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