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[新設] 在宅中に楽しく読める服飾系トリビア

[新設] 年度別流行/服飾史(在宅中に楽しく学習可)


 

 

このページは、

主な絹織物一覧と、それぞれの違いや特徴をわかりやすくまとめたページです。

 

 

 

【主な種類】

  • 縮緬(ちりめん) = クレープ(crepe)
  • 羽二重
  • 紬(つむぎ)
  • ビロード(ベルベット)
  • シルクオーガンジー
  • △シフォン

 

など。

 

 

 

 

主な絹織物の種類

 

 

種類

作り方

(織り方)

特徴

 

[代表的種類]

 

縮緬

(ちりめん)

 

=クレープ

 

 

たて糸に無撚糸(生糸)を使う。

よこ糸に強撚糸(生糸)を使う。

そして平織りで織る。

 

その後、石鹸液で煮沸して

生地を縮ませる。

 

煮沸すると、よこ糸の強撚糸が

元に戻ろうとするため、

生地に独特のシボ(シワ)ができる。

 

■シボ(=シワ)が表面に表れ、

洋菓子のグレープ生地のような表面。

 

■生地が凸凹していて

肌にすべて触れないため、

肌触りが良い。

 

 

[代表的種類]

 

羽二重

(はぶたえ)

 

 

 

 

たて糸・よこ糸共に、

撚りをかけない生糸を使い、

主に平織りで生地を作る。

(たて糸は1本ではなく2本)

 

そのあとで精練・漂白の工程

を経て完成する。

 

 

■薄手

■光沢感がある

 

■楽天内のあるショップの

情報によると、

たて糸が2本であることで

丈夫さと光沢感を持たせる

ことができる。

 

 

富士絹

 

*ランクの低い糸で

羽二重を真似た織物

 

たて糸・よこ糸両方に

絹紡糸を使い、平織りする。

 

その後、精練などを経て完成。

 

 

[羽二重との違い]

 

■ランクの低い糸を

使用しているため、

羽二重より光沢感はなし。

 

羽二重より密度粗い。

 

 

(つむぎ)

 

紬糸(つむぎいと)を使い、

平織りで織る事で完成。

 nbsp;

■紬糸という太い糸で作るので、

ざっくりした感じの生地になる。

 

■光沢感には欠ける。

 

■「大島紬」など、

産地別にいくつかの種類あり。

 

 

ビロード

 

[別称]

ベルベット

天鵞絨

 

複雑なため整理中。

正確な作り方は

別の資料をご参照ください

 

■表面が毛羽で覆われた、

高級な添毛織物である。

 

滑らかな感触

■平らな生地ではないものの

光沢感がある

 


 

[その他情報]

*ビロードを綿で作ったものが

「別珍(綿ビロード)」。

 

 

シルク

オーガンジー

 

*シルク製の

オーガンジーのこと

 

△ポリエステルではなく

シルク版のオーガンジーの

独自の作り方は不明

■半透明

■ハリがある

■薄手

 

 

 

 

[専門用語]

  • 生糸= 精練する前の光沢感のない絹糸のこと
  • 精練= 光沢感を出すために生糸の付着物を取り除く工程のこと
  • 紬糸=通常の絹糸の作り方とは違い、真綿などに手で撚りをかけて作った太い絹糸のこと。
  • 絹紡糸= くず繭や生糸くずなどからを紡いで作ったランクの低い絹糸のこと。

 

 

 

 

 

 

現在では純粋な絹織物とは言えないもの

 

素材名

意味など

主な製品

 

シフォン

(絹モスリン)

 

元々の意味合いは

「平織りで作った、透明感のある薄手の絹織物」

といったような意味合い。

(オーガンジーほどの透明感はない。)

 

そして、シフォンという意味自体は「薄い布」といった意味。

 

ただし現在「シフォン生地」として流通しているものの大半は、

「ポリエステル100%」が大半。

 

シフォンブラウス

シフォンスカート

ヴェール

リボン

 

 

*婦人服分野での

使用が多い。

 

タフタ

(琥珀織り)

 

 

光沢感と張り感が特徴の、

細く細かい横ウネがある薄手の素材。

「ウネ織り」の一種。

 

たて糸よりやや太いよこ糸を使うことなどにより、

わずかに横ウネができる。

 

ただし現在流通しているものの大半は、

「ポリエステル100%」が大半。

 

 

スカート

ワンピース

ブラウス

 

*婦人服分野での

使用が多い。

 

 

 

 

 

 

 

 
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