羊毛(ウール)
羊毛とは?
羊毛とは・・・・・
名前の通り、羊(ひつじ)の毛から刈り取った体毛のこと。
一頭の羊からはたくさんの量の羊毛がとれるため、
カシミアなどの高級獣毛よりと比べて安価。
メリノ種という品種が特に優れた毛の質を持っており、ポピュラー。
刈り取った毛は、毛織物や毛糸の原料となる。
保温性の高さなど、様々な特徴をもつ。
【羊毛を英語でいうと?】
厳密にいうと、woolは羊毛を直接指す言葉ではないらしいものの、
実質的には日本では「羊毛=ウール(wool)」と訳され、定着しており、
google翻訳で「羊毛」を英訳してみても「wool」と出てくる。
*ウールは「山羊」や「アルパカ」や「アンゴラ(うさぎ)」などの毛のことも指すという説があるものの、
複雑にならないように、このページでは基本的に「ウール=羊毛」として扱わせていただきます。
羊毛の主な特徴
【羊毛の主な特徴】
- 保温性が高い
- 伸縮性に富む
- 吸湿性が高い・・・・・吸湿すると発熱する
- 撥水性が高い
- やや光沢感がある
- 毛に縮れ(ちぢれ)がある
- 他の獣毛よりも安価
[撥水性と吸湿性の矛盾について]
*毛の表面の物質は撥水性を持ちつつ、毛の内部は吸湿性が高い物質で構成されているため、
湿度が高い場合は表面のすき間から湿気をよく吸うという特徴があり、
これにより、撥水性と吸湿性という一見真逆の性質を併せ持つ。
(おおまかにいうと、吸湿性の高い素材の上にレンガが敷き詰められているような感じ。)
【弱点】
- フェルト化しやすい(毛の性質により)
- 毛はタンパク質でできているため、虫に食われやすい
羊毛を使用した主な商品
ニット商品における需要が高い。
- 各種ニット衣料(カットソー、カーディガン)
- コート
- スカート
- マフラー
- ストール
- ニット帽子
- テーラードジャケット
- スラックス
羊毛と混紡されることが多い主な繊維
材料欄には「ウール」と記載されている場合が多いほか、
商品名にウールという単語が入っているのに材料欄には「毛」とだけ記載されているケースもあり。
「羊毛」と記載されている場合もあり。
- カシミア
- ナイロン
- アクリル
- ポリウレタン
- ポリエステル
- レーヨン
- アンゴラ
- シルク
- モヘア
- アルパカ
羊毛(ウール)100%の商品はそんなに多くなく、
何らかの素材と混紡されているケースが大半。
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