このページについて
絹から作られる真綿や羊毛ワタなどを除き、
棉の木から採取される様々なコットン(木綿)の種類をまとめたページです。
主なコットンの種類
大きく分けると短繊維種、中繊維種、長繊維に分類され、
そのうち、中繊維種が大半を占める。
また、長い種類のものは高級素材として扱われる。
種類 |
特徴など(一部情報整理中) |
スーピマ綿 (スーピマコットン) |
高級コットン種。
アメリカ産綿の中での高級綿がピマ・コットンで、 上位のピマ(Superior Pima)の略が「スーピマ」。 (スーピマは米国スーピマ協会の登録商標)
ユニクロのスーピマコットン商品が有名&人気。
繊維が長いことが特徴。
その他、通販で販売されている商品の素材説明などによると、 絹のような光沢感やソフトでしなやかな風合いが特徴。 「綿のカシミア」などと呼ばれる場合もあり。
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海島綿 (シーアイランドコットン) |
アメリカ産の綿の一つ。
主に西インド諸島で栽培される高級品種。 補足長めの繊維で、色はクリーム色系。
絹のような光沢感が特徴とされる。 また細い糸が作れることも特徴。
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エジプト綿 | エジプト地域産の綿。 繊維の細さや長さ、強さなどが特徴の高級品種。 |
インド綿 | インド産の綿。 繊維の短さや太さなどが特徴。 ワタの色は薄茶色系。 |
パキスタン綿 | 繊維の短さが特徴。 |
ブラジル綿 | ブラジル産。 産地は南北2地域があるが、ブラジル南部産が半数以上。 繊維の強さなどが特徴。 |
ペルー綿 | 南米のペルー産。 エジプト綿に続く長い繊維の綿で、 ワタの色は白っぽく、繊維の強さが特徴。
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ドワーフコットン | アジア原産。 ワタの色は白。
種や栽培キットが店舗やオンラインでよく売れている種類。 |
アメリカ綿 | 品種は多数。 同じくアメリカ産のスーピマ綿より繊維は短い。
日本に輸入される綿の大部分を占めるとされる。 |
オーストラリア綿 |
【生育方法・概念的な種類】 オーガニック・コットン
オーガニック(organic)とは、
「有機」「有機栽培」といったような意味で、
「オーガニック・コットン(organic cotton)」
となると、
農薬や化学肥料は使わずに育てられてワタが採取され、
染色などの加工段階でも化学処理をせずに作られたコットンのこと。
(種も遺伝子組み換えの種子ではないことが条件)
産地的な種類ではない。
漢字で書くと「有機綿」。
なお、栽培する畑に関しても、
栽培前の過去3年間は無農薬・無化学肥料をキープした土地であることが条件。
肌着やベビー服などによく使用される。
なお、オーガニックコットンを栽培している農家には、
毎年、検査員の訪問があり、管理体制に厳しいチェックが入る。
[オーガニック・コットンの主な条件]
- 栽培前の3年間に関して、無農薬・無化学肥料の畑で栽培されていること
- 化学肥料は使っていないこと・・・・・肥料は有機肥料を使う
- 農薬(殺虫剤など)を使っていないこと・・・・・除草や虫の駆除は手作業で行う
- 染色などの加工段階でも化学処理されていないこと
[農薬や化学肥料の問題]
- 農薬=環境や人に害がある
- 化学肥料=土壌汚染などにつながる
[その他資料]
日本オーガニックコットン協会
http://www.joca.gr.jp/
*オーガニックコットンの詳しい説明あり
[用語解説]
- 有機肥料・・・・・緑肥(葉・茎系)、堆肥(草系肥料)、糞尿などの動物&植物系肥料の総称
- 化学肥料・・・・・有機肥料とは逆に、自然物ではなく化学的処理によって製造される人造肥料のこと。
- 有機・・・・・植物を含めて生命・生活能力を有すること
- 無機・・・・・有機とは逆に生命や生活能力を有しないこと
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