ポリウレタン(ポリウレタン繊維)
ポリウレタン(ポリウレタン繊維)とは?
Polyurethane Fiber
3大合成繊維(ポリエステル、ナイロン、アクリル)と並んでポピュラーな、
極めて高い伸縮性をもつゴム系の合成繊維。
1940年代頃に誕生。
ポリウレタン100%生地の商品はほとんど見当たらないものの、
ストレッチ素材として圧倒的な需要があり、
ストレッチ性のない素材メインのボトムス商品などに、
動きやすさを与えるため数パーセントだけ混紡されているケースが大半。
5%程度混紡しただけでも、伸縮性の高い生地に変えることができる。
(2%くらいの場合は、混紡する繊維の種類にもよるため一概には言えないものの、そんなに高い伸縮性はない)
参考になる外部サイト
日本化学繊維協会HP
ポリウレタンの特徴や弱点
【ポリウレタンの主な特徴】
- 極めて高い伸縮性をもつ・・・・・主要繊維の数十倍(大体)
- 基本的にポリウレタン100%では使用されない
- 染色しやすい
ポリウレタンが使用される主な商品
ポリウレタン100%の商品はほぼなし。
2%くらい混紡するだけでも十分な伸縮性を持たせることができ、
商品名に「ストレッチ」という言葉が入っているものもポリウレタン混紡率は3%前後。
- デニムパンツ(ストレッチデニムパンツ)
- デニムジャケット(ストレッチデニムジャケット)
- スキニ―パンツ(ストレッチスキニ―パンツ)
- デニムスカート
- チノパンツ
- コットンパンツ
- カーゴパンツ
- テーラードジャケット
トップス商品よりも、伸縮性が求められるボトムス商品のほうが需要が高い。
ポリウレタンがよく混紡される素材
- 綿(コットン)・・・・・綿100%だと伸縮性に欠ける
- 麻・・・・・麻は綿より伸縮性が低いため、よく混紡される
- ポリエステル
- レーヨン
- ナイロン
- シルク
綿ほぼ100%かポリエステルほぼ100%の生地に数パーセントだけ混紡されているケースと、
「綿 + ポリエステル」で合計ほぼ100%に数パーセント混紡されているパターンが多い。
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