モスリン生地(メリンス、唐縮緬)
モスリンとは?
muslin
モスリン(モスリン生地・素材)とは、
定義に関してはあいまいでややはっきりしないところがあるものの、
基本的な定義としては、
「梳毛単糸を平織りで織った薄手の平織物」
といったところで、薄さや柔らかさなどが特徴。
「モス」と略される場合もあり。
[モスリン(muslin)の語源]
イラクのモースルという都市が語源とされる
[モスリンの別名=メリンス、唐縮緬(とりちりめん)]
羊毛を刈り取って利用する羊の代表格である「メリノ種」の羊毛を使って織ったことがメリンスという別名の由来。
その他、漢字で「唐縮緬」という呼称もあり。
[用語説明]
梳毛糸= 短い毛から作る紡毛とは逆に長い上質な毛から作った滑らかな表面の糸
紡毛糸= 梳毛とは逆に、短い毛から作った粗っぽい糸のこと
単糸= 紡績したままの一本の糸のことで2本の単糸を撚り合わせたものが双糸。
綿モスリン(コットンモスリン)
[綿モスリン]
羊毛などの毛ではなく、短繊維の綿(コットン)を使用し、
モスリンに似せて作った薄手の綿織物のことは
- 綿モスリン
- 綿モス
- コットンモスリン
- 新モス
といった風に呼ばれる。
*なお、もともとはモスリン=綿織物だった、という説もあり。
[絹モスリン=シフォン]
絹製のモスリン生地は「シフォン」と呼ばれる。
ただし、シフォン生地の定義は絹織物である点とされるものの、
実際には絹織物の以外のものもあり。
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