ギャバジン(Gabardine)
ギャバジン生地・素材とは?
簡単な一行説明= 緻密にきつく織ってあることが特徴の、主に綿(コットン)製の生地
詳しい説明
緻密にきつく織られ、綾目が急角度に表れることが大きな特徴の綾織物。
("綾目"とは、綾織物を作る際に生地に現れる、斜めの線のこと)
表面はなめらかで光沢感やハリがある点なども特徴。
「ギャバ」と略される場合も多い。
もともとは、毛と綿の2つをたて糸、よこ糸に使って織られるものであったが、
現在では、綿や毛(ウール)をはじめ、ポリエステル等も使用されている。
撥水加工をされて販売されているトレンチコートなどもあり。
【特徴(類似素材との違い)】
- きつく織られるため、綾目が他の綾織物よりも急角度(60度くらい)である
- ハリがある
- 光沢感がある
- 表面はなめらか
- 丈夫
- 上品で、高級感・フォーマル感がある
【"ギャバジン(gabardine)"の語源】
スペイン語で巡礼服を意味する「gabardina」が語源であるという説など、
複数の説があり、明確な語源は不明。
ギャバジン生地が使用される主な商品
- トレンチコート
- レインコート
- スーツ(テーラードジャケット、スラックス)
- ギャバジンパンツ(ギャバパンツ)
- ギャバジンシャツ
- ギャバジンスカート
- ベスト(ジレ)
【主に生地作りに使われる糸(材料)のパターン】
- 綿(コットン)100%
- 綿(コットン) + ポリエステル
- 綿(コットン) + レーヨン + ポリウレタン
- 毛(ウール) + ポリウレタン
- 毛(ウール) + ポリエステル
- ポリエステル100%
- ポリエステル + レーヨン
- ポリエステル + レーヨン + ポリウレタン
*パンツ類は、ポリウレタンを用いてストレッチ性をもたせた市販品が多い。
類似素材である「サージ」との違い
似た素材である「サージ」との主な違い。
(「滑らかな雰囲気の綾織物である点」「フォーマル系の素材である点」などは共通)
- ギャバジンのほうがきつく織られているため、綾目が急角度である
- サージと比べて、ギャバジン生地には光沢感がある
- サージは紺色や黒色系の生地が多いが、ギャバジンはそうとは限らない
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