サージとは?
簡単な一行説明=
羊毛のなめらかな毛などを使用して作られたフォーマル系の生地。紺や黒の生地が中心。
詳しい説明
サージとは、英語だと「serge」と書き、
もともとは梳毛糸(羊毛の長い毛から作った滑らかな糸)を使用して作った、綾織で織った毛織物という意味。
毛織物ながら、ツイードのように毛むくじゃらな表面とは違って
なめらかな表面であることが特徴。
ただし、現在では毛(羊毛)だけが使用されているわけではなく、
毛はまったく使用せずに、綿やポリエステルなどを使用して作られた滑らかな生地も"サージ"として扱われている。
[注記]
毛(ウール)製ではない場合、本来の"毛織物"という定義から外れてしまうため、
何が「サージ」の明確な定義になるのかは分析中です。
ご了承ください。
サージ素材を使用する主な商品
- コート
- スーツ(テーラードジャケット、スラックス)
- カーゴパンツ
- サージシャツ
- サージスカート
- コート
【主に生地に使用される糸(材料)のパターン】
- 毛(ウール)100%
- 毛 + ポリエステル
- 毛 + 綿 + ナイロン
- 毛 + ポリエステル + レーヨン
- ポリエステル + レーヨン
- ポリエステル + レーヨン + ポリウレタン
- 綿(コットン)100%
- 綿 + ポリウレタン
- 麻100%
生地にストレッチ性を与えたい場合は、ポリウレタンが数パーセント使われる。
サージとデニムの違い
デニム(denim)とは、
「serge de nimes」という言葉からきたもので、
フランスの地方ニームでもともと作られていたと言われるため、
「ニーム産のサージ」を意味する「serge de nimes」という言葉からDENIMという言葉が誕生したと言われる。
【現在のデニムとサージの定義・意味の違い】
共通点は、「綾織物」である点と、「藍色・紺色のイメージがある生地」である点あたり。
サージ |
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デニム |
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*デニムという言葉が誕生した当時の「サージの定義」については不明です。
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