吸湿発熱系素材
吸湿発熱系素材とは?
羊毛のように、湿気を吸うと繊維自体が発熱する機能を持った、
国内各メーカーが続々と開発している化学繊維系の素材。
肌に密着する衣類の肌着類にて採用されており、
ユニクロの「ヒートテック」が最も有名な存在。
なお、吸湿・発熱以外にも消臭機能や静電気防止、放湿機能など、
様々な機能が年々追加されてきている。
[基本的な吸湿・発熱の原理(普通の商品より暖かい原理)]
人間の体から常に蒸発している水分を繊維が吸収。
そして、繊維の発熱機能により暖かさが得られる。
主な吸湿発熱系素材ブランド&使用繊維
ブランド名と販売メーカー |
使用繊維パターン |
ヒートテック (ユニクロ) |
[パターン1] ポリエステル + レーヨン + ポリウレタン
[パターン2] ポリエステル + レーヨン + アクリル + ポリウレタン
[パターン3] アクリル + ナイロン + ポリエステル + 毛 + ポリウレタン
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プレスサーモ (MIZUNO) |
[パターン1] ポリエステル + 指定外繊維(ブレスサーモ)
[パターン2] ポリエステル + 指定外繊維(ブレスサーモ) + ポリプロピレン + ポリウレタン
[パターン3] ナイロン + ポリエステル + 指定外繊維(ブレスサーモ) + ポリウレタン
[パターン4] 指定外繊維(ブレスサーモ) + ナイロン
*MIZUNOの場合は、使用繊維にブランド名が入っている。 「ブレスサーモ」自体の材料は非公開。
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BODY HEATER (セブン&アイ) |
[パターン1] レーヨン + 綿 + アクリル + ポリウレタン
[パターン2] 綿 + ポリエステル + レーヨン + ポリウレタン
[パターン3] ナイロン + ポリウレタン
*綿が混紡されていて肌に優しいところが特徴。 (綿不使用商品もあり)
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[その他]
eks(日本エクスラン工業)・・・・・吸湿、発熱、放湿系素材
吸湿発熱系素材が用いられる主な製品
基本的に肌着(肌に直接触れる衣料)専門。
- インナー系シャツ
- アウター系シャツ
- タイツ
- アンダーウェア
- タンクトップ
- レギンス
- 靴下
- ニット帽子
各メーカーの公式的な機能・原理説明映像
■YouTube「ユニクロ」公式チャンネル
暖かい、だけじゃない。ユニクロのヒートテック 8つの機能
2014年秋公開。吸湿・発熱以外も含めた機能説明映像
■YouTube「ミズノ・ブレスサーモ」公式チャンネル ブレスサーモの発熱の仕組み
発熱の仕組みを米村でんじろう先生がわかりやすく解説する公式映像
■YouTube「ミズノ・ブレスサーモ」公式チャンネル ブレスサーモ吸湿実験
繊維が水分を吸収していく仕組みがよくわかるVTR
■YouTube「ミズノ・ブレスサーモ」公式チャンネル ブレスサーモ消臭実験
アンモニア吸収の仕組みがよくわかる映像
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