ビロード(ベルベット)と別珍とベロア 【一部工事中】
このページについて
このページは、意味や違いはわかりづらいことで知られる、
- ビロード(ベルベット)
- 別珍(ベッチン、velveteen)・・・・・ビロードの綿版「綿ビロード」
- ベロア
の3つの意味・定義・違いなどについて説明するページです。
なお、専門家でないと違いを正確に説明することが難しいほど他の素材よりも違いがわかりづらいため、
まだ正確な説明になっているかわからない部分もありますため、
このページをご覧になる場合は、まだ工事中(情報整理中)であることを承知した上でご覧ください。
ビロード(ベルベット)について 【Velvet】
ビロード(別名ベルベット、天鵞絨)
ビロードとは、別名を「ベルベット」と言い、
google翻訳でビロードを英訳しても「Velvet」と出てくる同義語。
漢字で書くと「天鵞絨(てんがじゅう)」。
16世紀頃に日本に伝来したと言われる。
生地表面拡大画像をみて回りたい場合はこちらから。
【定義】
表面が毛羽or輪(輪奈)で覆われた、滑らかな感触の高級な添毛織物(パイル織物)。
本来は絹製。
【ビロードの語源】
ビロードの伝来元であるポルトガルの言葉、ポルトガル語の「veludo」が語源と言われる。
なお、google翻訳でveludo(ポルトガル語)を英訳すると「velvet」、
日本語訳にすると「ベルベット」と出てくる。
【歴史】
紀元後1000年代前半にヨーロッパ各国にて高級素材として広まったのち、
1500年代(16世紀)にポルトガルから日本に伝来したといわれ、
のちにコール天(コーデュロイ)、別珍といった派生素材が誕生してきた。
【別珍との違い】
- ビロードは素材を問わないが、別珍は「綿製」である点
- 別珍とは逆に「たて糸」でパイルを作る点・・・・・こちらはワールド社HP参考
【ベルベットの織り方(作り方)】
情報整理中のため、今すぐ確かめたい場合は下記のサイトが参考になります。
■株式会社ワールド 素材の基礎知識「どれがベッチン、ベロア、ベルベット?」
http://corp.world.co.jp/fashion/material/faq.html?M_MATERIAL=8
■揚原織物工業株式会社 ベルベットの基礎知識
http://agehara.jp/knowledge/
主なビロード(ベルベット)の種類
[事前に理解しておく必要がある知識]
- 毛羽=生地表面の細かい毛のようなもの
- 輪奈=生地表面の輪・ループのこと
- 天=ビロードの漢字での当て字「天鵞絨」の略
名称・呼び名 | 意味・定義 |
本ビロード |
たて糸、よこ糸ともに絹糸で織ったビロードのこと |
輪奈ビロード (輪奈天) |
表面の輪奈を切らずに残したタイプのビロード(ベルベット)
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紋ビロード |
毛羽と輪奈を組み合わせて模様(文様・分様)を織りだした、 模様のあるタイプのビロード(ベルベット)。
【紋ビロードの種類】 金華山織り・・・・・金糸と銀糸で模様を織り出した紋ビロード その他のタイプは不明
|
シフォンベルベット |
薄手で毛羽が短いベルベット。
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プラッシュ (フラシ天) |
別名「フラシ天」「毛長ビロード」
通常のベルベットよりも長く柔らかい毛羽があるものを指す。
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*その他、ウネがあることが特徴のパイル織物「コーデュロイ(コール天、corded velveteen)」は、
「うねビロード」とも呼ばれ、ビロード(ベルベット)の一種に分類される場合がある。
[以下に関しては詳しい定義・意味整理中]
- panne(パン)・・・・・googel翻訳での訳をそのまま書くと「a lustrous fabric resembling velvet, made of silk or rayon and having a flattened pile.」
別珍(ベッチン、ベルベッティーン)について 【Velveteen】
簡単な一行説明=
ビロードの綿タイプで、別名「綿ビロード」ともいう素材。velveteenが語源。
詳しい説明
別珍(ベッチン)とは、"velveteen"が語源となって生まれた単語で、
「綿ビロード(コットン・ベルベット)」を意味する。
コーデュロイも含め、「ビロード」の一つに分類される場合もあり。
【定義】
ビロードの中で、綿(コットン)製のビロード(ベルベット)であるもの
【ビロードとの違い】
- 別珍は「綿(コットン)製」であることが絶対的条件である
- △よこ糸(緯糸)を切ってパイルとしている点・・・・・こちらの工程は詳細整理中
実際の生地表面拡大図を色々見たい場合はこちらから
ベロアについて 【Velour】 工事中
ベロアとはビロード(ベルベット)に似たタイプの織物。
プラッシュ(フラシ天)とほぼ同じものなど、いくつかのタイプがあり。
- プラッシュ(フラシ天)とほぼ同じもの・・・・・通常のビロード(ベルベット)よりも毛羽が長いもの
- 表面をビロードっぽく仕上げた紡毛織物
- パイル編みの表面の輪(ループ)をカットして毛羽立たせたニットベロア(織物ではなく編み物版のベロア)
その他、Yahoo辞書内の某記述によると
「ビロードのようなフェルトの一種」もベロアにあてはまるという記述あり。
この点に関しては今のところ不明。
結論的には、
ベロアとは「表面がビロードに似た雰囲気の生地」と覚えておけばとりあえずOKだと思います。
"ベロア"の定義については複雑なため、まだまだ整理中です。
正確なことが知りたい場合は、下記のサイトなどで勉強なさってみてください。
*「ベロア」の生地表面を詳しく分析されたい場合は、
ネットのモールで「ベロア 生地」と検索すると、商品名に"ベロア"が入っている商品がたくさん見つかります。
■株式会社ワールド 素材の基礎知識「どれがベッチン、ベロア、ベルベット?」
http://corp.world.co.jp/fashion/material/faq.html?M_MATERIAL=8
別珍やベルベットの織り方(作り方)、ベロアの定義・種類など
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