三宅一生はサステナブル系デザイナーの元祖(驚異的な先見性)

 
2020年のパンデミックを経てアパレル業界にも
地球環境に優しいサステナブルなものづくりが強く求められるようになった。
 
そして、英国の自然豊かな地域で育ち、
2000年代から世界機に先駆けてサステナブルなモノづくりを実践してきたステラ・マッカートニーはその元祖としてリスペクトされている印象。
 
 
しかしステラはサステナブル系デザイナーの元祖とは言えず、
彼女がデザイナー活動をする遥か前から地球の未来を早い段階で正確に予測し、
いち早くサステナブルなモノづくりをスタートしていた世界的なデザイナーが存在するという話。
 
 


 
 
その人物とは日本の広島で1938年に誕生した三宅一生。
 
1990年代に入ると日本においても地球温暖化が顕著になってきて
エコロジーな取り組みが少しずつ活発になっていく。
 
そんな時期にデザイナー三宅一生はいち早く「再生繊維」の可能性に注目。
 
NHKが三宅一生氏の死去後に放送した追悼特番において
1992年のあるショーの舞台裏の密着VTRが流れた際に三宅氏は
スタッフやモデル達がいる前で
「これはエコロジーを考えた21世紀のための服です」
「21世紀に入ると人々はプラスチックは着ないだろう。」
「21世紀に入ると、地球を滅ぼさないため、(作り手は)再生繊維を使う必要がある」
「再生繊維を使うという事は、アヴァンギャルド/前衛的である」
などと、見事な先見性をもとに未來を的確に予測した発言を行っている。
 
そして引退前の時期、イッセイミヤケのデザイナー引退(1999年)後に
前衛的かつサステナブルな活動を続けてきた。
 
 
 


 
 
時を経て三宅氏の予測通り、
地球に優しい素材を使う姿勢は当たり前のように求められるようになってきたほか、
そういった取り組みをするブランドには
「いい人ぶっている」という否定的なイメージではなく、
「前衛的/先進的で格好いい」というイメージもつくようになったが、
30年以上前から、作り手に対して世間が求める
モノづくりの姿勢が劇的に変化する事を見事に予測していた三宅氏は、
1992年時点ではまだ学生だったステラ以上に再評価/リスペクトされるべき存在と言えるだろう。
 
 
 

 

 
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