アントワープ王立芸術アカデミーの「服飾学校としての歴史」は意外と浅い
ベルギーの
「アントワープ王立芸術アカデミー」
という芸術学校は、ロンドンのセントマーチンズ、
NYのパーソンズと並んで「世界三大服飾専門学校」の一つに数えられる。
その中でも、王立であるほかアントワープは1663年創設の超老舗とあり、
3つの中でも別角扱いされている傾向。
そんな「世界最高峰の服飾系スクール」というイメージの強い
アントワープ王立芸術アカデミーながら、
実はあまり知られていない事実が存在する。
それは、「実は服飾学校としての歴史は相当浅い」ということ。
芸術/アート系スクールとしての歴史は確かに
日本で言うところの江戸時代初期に起源があり、圧倒的に歴史は長い。
ただ「ファッション科」
の設立は1963年という事で、実は歴史的には半世紀ほど。
つまり日本の最高峰、文化服装学院と比較しても遥かに歴史は浅い。
そんな歴史の浅い
アントワープ王立芸術アカデミーのファッション科ながら
1970年代後半に入って、学校としてのランクを大きく向上させる出来事が起こる。
それはのちに「アントワープ6」として活躍する事になるベルギー人、
- ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク
- ドリスヴァンノッテン
- アンドゥムルメステール
そして「アントワープ6」と同世代のマルタンマルジェラといった
圧倒的才能の新人が次付きら入学して卒業していったという事。
「アントワープ6」のメンバーやマルジェラが
1990年代に入ってパリやミラノで本格的に活躍し始めた事で
学校の評価が一気に高まって世界中の有能な若手が集まってくる
という相乗効果が発生し、歴史は浅いものの
「ファッション科」はいつの間にか世界一の存在となった。
しかしその「ファッション科」の歴史が実はまだ50年(2023年で)という短さである事を知らない人は多い。
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