柳井正氏は2021年時点でも携帯電話を使っていない。ただし佐藤可士和デザインの電話だけはアート作品として所持
1990年代後半あたりから、通話特化型の携帯電話はビジネスマンの必需品となった。
2000年代後半に入るとiPhoneをはじめとしたスマートフォンが登場し、
それらの端末は忙しいビジネスマンにとって、ますます重要なツールとなる。
そして、日本や海外において成功するビジネスマン達は
携帯電話/スマートフォンをフル活用してビジネスに役立てていると言われるが、日本ビジネス界の中には一人、世界的な経営者ながら2021年時点でもスマートフォンはもちろんの事、フィーチャーフォン(通称ガラケー)すら使っていない人物が存在する。
それはInditex(ZARA展開)やH&Mと並ぶ世界最大級のアパレル企業、
ファーストリテイリングのカリスマ経営者である柳井正氏。
柳井氏は2021年初頭の佐藤可士和氏との対談
電話・通信ツールとしては
個人的に携帯電話を一切持ち歩いていない事を明かしている。
そんな希少な存在の柳井氏ながら、
携帯電話を全く所持していないわけではなく、
アート作品的なものとしての携帯電話は保有している。
それはユニクロのイメージディレクターとして
2006年から同社にとって欠かせない存在となっている佐藤可士和デザインの携帯電話。
具体的にはNTTドコモの「FOMA」シリーズの佐藤可士和デザインモデルで、
その携帯電話を面会した佐藤氏に見せてもらった途端に
デザインや総合的な完成度をえらく気に入り、
飾るインテリア的なものとして赤い色のモデルを自費で購入すると共に、
それがきっかけで佐藤可士和氏の才能は本物だと確信し、
長きに渡るパートナーとしての関係がスタートしたという歴史をもつ。
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