小さなカイコの繭の糸は引き延ばすと1km以上になる

 
 
 
古くから日本においても高級素材として愛されてきた
シルク(絹)という素材は石油系素材とは対照的な「動物性繊維」の一種。
 
そして、そのシルク生地の素材となる糸というものは、
蝶とにた存在の蛾(ガ)の一種であるカイコガの幼虫
「カイコ(蚕)」が作り出す繭からとれるもの、というのは有名な話。
 
そのカイコの幼虫がサナギになる時期に作られるのが
小さなカプセル状の「繭(まゆ)」というもの。
(サナギとなる自分を覆う/守るものとして作るカプセル=繭)
 
その繭を構成する糸は、短い糸を何度も繰り返し巻き付けたようなものではなく、1本の糸で構成されている。
 


 
では、この小さな繭を構成する1本の糸を引き延ばすと
一体どれくらいの長さになるかというと、
なんと1000m以上、つまり1km以上になる。
(長いものは2km前後になるという)
 
江戸時代中期までは輸入頼りだったものの
江戸時代後期に入ると日本における養蚕業は一気に成長し、
1km以上の糸がとれる「繭」という卵のような物体は、
1個あたりわずかな利益しかもたらさない鶏の卵とは対照的に、
日本経済に莫大な利益をもたらしてきた。
 
 
参考文献
蚕の生態に関する様々な公式的資料
 
 
 
 

 

 
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