第二次世界大戦はダスラー兄弟(adidas/PUMA)分裂の大きな要因となった
adidasとPUMAの創業者は実の兄弟である事は世界的に有名な話。
しかし、発展的に分離したのか、ケンカ別れなのか、分離の詳しいいきさつを知らない人が多いといわれる。
その兄弟分裂劇には第二次世界大戦の勃発が大きく関係しているという話。
adidas/PUMAはドイツのダスラー兄弟が立ち上げたブランドで、
共に世界有数のスポーツ系ブランド。
兄のルドルフ・ダスラーがPUMA、
弟のアドルフ・ダスラーがadidasを立ち上げた。
もともとは兄弟にて1920年代に「ダスラー兄弟商会」を設立し、
兄弟で仲良くビジネスを展開しているダスラー兄弟。
しかし事業を展開していく中で
- ビジネス/営業担当のルドルフ(兄)
- 製造分野担当のアドルフ(弟)
に間に決定的な亀裂が生まれる。
営業担当の兄はヒトラー率いるドイツという国の政策に対して協力的であつたものの、日本同様の国民総動員の流れの中で徴兵されてしまう。
一方でモノづくり担当の弟・アドルフは
兵士が着用する靴の製造に関して高い技術をもった職人は必要不可欠
という理由で、徴兵されずに済む。
モノづくりに専念するだけでビジネス面の苦労とは無縁だった弟が戦地に向かなくて済んだのに対し、
自身は弟に替わって国に対してさんざん協力してきたにもかかわらず
徴兵されてビジネスから離れる事になった事で兄は激怒し、
兄弟の亀裂は決定的なものとなったと言われる。
その後、戦争が終わってから兄弟は袂(たもと)を分かち、
独立した兄・ルドルフはルーダ(のちのPUMA)を設立。
一方て弟のアドルフは自身の名前を由来としたadidasというブランドを設立。
1950年代以降、両方のブランドは着実に成長し、
共に世界的なスボーツブランドへと成長していった。
そんなに仲の良い兄弟ではなかったといい割れているほか
兄のルドルフは気性の粗い人物だったとも伝えられているだけに
遅かれ早かれ分裂する可能性が高かったといえるかもしれないが、
もし戦争がなかったら分裂していなかった可能性もないとは言えないため、
第二次世界大戦は両ブランドの歴史に大きな影響を与えたと言えるだろう。
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