伊藤忠と丸紅はもともと一つの会社で、同じ人が創業した
「5大商社」
の一角を占める
伊藤忠商事と丸紅。
他の3つ、
- 三菱商事=海運業発祥
- 住友商事=薬舗発祥
- 三井物産=最初から貿易業が生業
であるのに対し、
伊藤忠と丸紅は呉服系事業が発祥で、もともとはアパレル系組織であった。
そんな2つの総合商社は、もともと同じ人物が立ち上げたグループ企業であったという話。
2つの会社において、「創業者」として紹介されているのは
共に「初代・伊藤忠兵衛」という人物。
創業年度も共に「1858年」と会社概要に記されており、
初代伊藤忠兵衛が麻布の持ち下り(=行商)を開始したのがはじまり、となつている。
この「初代・伊藤忠兵衛」とは
同性同名の別人というわけではなく、同じ人物。
つまり、2つの会社は同じ人物が創業した。
その後の歴史は複雑なため簡単に説明すると
時を経て伊藤家の人物達の営業部門の事業は1918年、
- 伊藤忠商事
- 伊藤忠商店(のちの丸紅)
に分割。
丸紅の前身である伊藤忠商店は1921年に組織名を丸紅商店と改称。
その後、伊藤忠商事と丸紅商事は第二次大戦の時期に、
もう一つの岸本商店という組織と3社で合併して「三興」という組織に。
(一旦、2つの会社の名称は消滅)
しかし、戦後の1949年に再び分離して
- 伊藤忠商事株式会社
- 丸紅株式会社
が新規設立(実質的には復活)されて現在に至る。
そんな2者は現在ではライバル的な関係ながら、
共に繊維業発祥という事もあり、
総合商社ながらアパレル貿易事業などにも強く(特に伊藤忠)、
日本のアパレル業界の発展に大きく貢献してきた。
メニュー1 TOPページはこちら
(インパクト強い情報ばかり)
メニュー2
(トリビアとしては、ややインパクト薄めの情報)
商品名の由来/語源系
インパクトが大きい情報を集めた
「メニュー1」は
トリビア情報TOP
にあります。