ピエール・カルダンは文化服装学院の名誉教授
イタリア移民のパリ系世界的デザイナー、
ピエール・カルダンは、クリスチャン・ディオール氏などと並ぶ
親日家・日本好きの存在として知られる。
そんな彼は、まだ日本で立体裁断の技術が浸透していなかった
1958年に来日して文化服装学院や杉野学園ドレスメーカー女学園を廻り、
立体裁断の講習会を開催したほか、学校内でのファッションショーを開催し、長期の滞在を経て帰国した。
1960年代半ばにパリで立体裁断を習得した文化服装学院の小池千枝氏と並び、
日本に立体裁断技術を浸透させたパイオニア的な存在。
1960年代に入ると、
1961年に再度来日して文化服装学院に来校した。
そして、同校の公式サイト沿革に寄ると、
この時期に文化服装学院の名誉教授に就任した事が紹介されている。
(世界的なデザイナーが日本の専門学校の教授になったのは、この例が初と言われている)
- 実際に契約締結からどのような講師活動を行っていたのか?
という点は触れられていないが、
その後も同校とカルダン氏との密接な関係は続き、
2010年には文化服装学院の遠藤記念館にて大規模な来日ショーを開催し、大きなニュースになった。
沿革では2010年の来日の件に関して
「学院名誉教授のピエール・カルダン氏来日」
と書かれており、1961年から約50年間に渡って、同校の名誉教授というポジションであり続けてきたことが判明している。
[補足]
その後、契約が終了している可能性があります。
2020年時点でも契約が続いているか、公式情報はありません。
[参考文献]
文化服装学院公式HP沿革
http://www.bunka-fc.ac.jp/about/history/
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