親日家/日本に強い影響を受けてきた主な海外デザイナー

 
 
親日家(日本びいき)または、クリエイション的に日本文化の影響を受けている事で知られる主な海外デザイナーを知りたい、というかた向けに主な人物を紹介。
 
 

C・ディオール

Dior公式サイトによると、少年時代から日本のアートの影響を受けてきた。その後、アートの仕事を経て服飾業界入りし、1947年にデビュー。そして度々、日本をインスピレーションソースとした作品を発表。さらに1950年代後半には来日ショーなども開催している。

ピエール・カルダン

1950年代後半には来日して、長期間に渡る立体裁断の講習などを行い、日本の技術向上に大きく貢献。その後、松本弘子というモデルを熱心なオファーを経て自身のメゾンに招き、専属マヌカンとして、彼女に長く働いてもらった。

カール・ラガーフェルド

まだアジア人モデルの需要がなかった頃、日系人のデヴォン青木を自身のショーでメインモデルとして使っていた時期があり。その他、冨永愛・萬波ユカなど何人もお気に入り日本人モデルが存在。その他、年下ながら川久保玲の事を尊敬している事も公言。

ジョルジオ・アルマーニ

世界的な建築家の安藤忠雄との深い付き合いがあり、1990年代後半から様々な協業を行ってきた。また自らのショーに自らのお気に入り日本人モデルを起用し、彼ら(前川泰之など)の世界的ブレイクに大きく貢献。

JP・ゴルチエ

若い頃は高田賢三に憧れ・尊敬する青年だった人物。1970年代後半、資金難で困っていた頃にオンワード樫山と出会い、そこから日本との深い付き合いがはじまる。オンワード主催のショーの審査員を務めていた事があるほか、日本の知り合いが多い。そして、これまで多数の若手日本人をスタッフとして雇ってきた。さらに、2020年にデザイナーを引退すると、自身のブランドのゲストデザイナー(後継者)第1弾に阿部千登勢を指名。

ポール・スミス

ロンドン系の世界的なデザイナー。世界的なデザイナーの中でも特に日本との関係が深く、フジテレビでのポールスミス特番に出演したり、NTV系「アナザースカイ」にVTR出演したような事があり。

ジョン・ガリアーノ

クリスチャン・ディオールのデザイナー時代に、着物に着想を得たコレクションを発表した話題になったような事がある。その他、他のブランドに先駆けてショーには多数の日本人&アジア人モデルを起用してきた。

マルタン・マルジェラ

コムデギャルソンの川久保玲から強い影響を受けてきた人物として知られる。その後、川久保玲同様にアヴァンギャルドな作品を展開し続け、川久保玲同様に表舞台に姿を現さない姿勢を貫いてきた

マーク・ジェイコブス

山口小夜子・草間彌生をはじめとした日本人の知人が存在。ルイヴィトンのディレクターをしていた頃には日本人アーティストの村上隆や草間彌生などとタッグを組んで、様々な事業を成功させてきた。2000年代には当時新人だった杏(現女優)を気に入り、それが杏が世界的モデルとして活躍する事につながった。

アナ・スイ

中国系のアメリカ人デザイナー。山本寛斎氏の事を尊敬している事を公言。にほんをはじめとしたアジア人モデル好きで、NYのショーではモデル時代の杏や、日本とメキシコのハーフであるIsaa Lishなどを重用してきた。来日する機会も多い。尊敬する山本寛斎とコラボした事もあり。

リック・オウエンス

アメリカ出身のパリコレデザイナー。父親が所持していた水彩画にオナガドリという日本発祥の鳥が描かれていた中でこの鳥に興味を持ち、日本の農場とコンタクトをとって、この鳥の特徴的な黒い羽根を長く収集し続けている。その他、日本人モデルとの交流もあり。

クリストフ・ルメール

元エルメスデザイナー。文学を愛するデザイナーで、三島由紀夫をはじめとする日本文学作品も愛読してきた事を公言。エルメスを離脱してからはユニクロの監修者などとしても活躍

ラルフ・ルッチ

NYのFITで学んだのち1990年代に入って日本の「茶道」を由来とする「CHADO RALPH RUCCI」という既製服ブランドを設立し、ニューヨークコレクションに参加

ジェレミー・スコット

オタク的側面をもったデザイナーとして知られ、日本のサブカルチャーやオタク的部分が好きな事が判明している。具体的にはインタビューにて「来日したら渋谷の"まんだらけ"に行く事」、「セーラームーンが好きな事」などを語っている。その他、中野ブロードウェイに足を運んだ事がある事も判明済み。

キム・ジョーンズ

10代後半の頃から高橋盾・NIGOなど日本人クリエイターとの付き合いがあり、彼らの仕事ぶりに敬意を抱いてきた事を語っている。大物デザイナーになってからも様々な日本関連人物と仕事をしてきた。DIORメンズディレクターになってからは、東京で幅広く活躍するYOON(古くからの知人)をジュエリー部門のトップに起用して話題になった。

フィリップ・リム

NY拠点のアジア系デザイナー。日本文化好きで来日した際は旅を楽しんでいる事が判明している。その他、お気に入りの日本人モデルが数人存在し、2009年にはNYコレクションでTAOを主役にしたショーを開催して大きな話題となった。

ステファン・アシュプール

Pigalle Parisの創業デザイナーで、2015年度のANDAM賞受賞者。日本好きで2017年時点でも30回以上来日している事か判明している。パリのショーを日本のミュージシャンにてがけてもらった事があるほか、阿部千登勢など日本のデザイナー達から大きな影響を受けているとも発言している。

クリステル・コーシェ

パリコレブランド「KOCHE」のデザイナー。インタビューにて、10代の頃に日本のストリートスナップ系雑誌「FRUIT」を集めていたと語っている。その他、日本人の知り合いが多く、随所で日本に対する敬意を感じさせる発言をしてきた人物。東京コレクションにゲスト参加した事もあり。

ジョナサン(JW)アンダーソン

少年時代から「となりのトトロ」のファンで、LOEWEを通じてスタジオジブリとコラボした事もあり。ユニクロのコラボデザイナーとしても活躍

 
 
 
 
 

 

 
 
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