セントマーチンズ(ロンドン)出身のデザイナーが知りたい
ロンドン芸術大学内6校の中の一つという位置づけである
「セントラル・セントマーチンズ(CENTRAL SAINT MARTINS)」
は、NYのパーソンズやベルギーのアントワープ王立芸術アカデミーと共に「世界3大服飾/美術系学校」の一つに数えられている存在。
パーソンズやアントワープと比べて日本との縁が深い(卒業生が多め)
事で知られますが、ではどんな卒業生がいるのか知りたい人向けに主な人物をリストにしてみました。
[日本関連]
勝井北斗 | mintdesignsデザイナーデュオの一人。八木氏と共に学ぶ |
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八木奈央 | mintdesignsのもう一人のデザイナー。勝井氏と共に学ぶ |
大原由梨佳 | 「IN PROCESS」デザイナー。のちに夫となり共同ブランドを立ち上げるスティーブン・ホールと共にセントマーチンズを首席で卒業。2010年から東京コレクションに参加 |
吉田真実 | 日本の専門学校で学んだ後渡英してセントマーチンズ入り。その後帰国して1995年にパトリック・ライアンと共に「YAB-YUM」を設立 |
野田源太郎 | イギリスで育ち、セントマーチンズを卒業してから日本で「ILIAD」を立ち上げて東京コレクションにデビュー。 |
栗原たお | 1973年生まれ。1990年代にセントマーチンズを卒業してからコムデギャルソン入りし、若い頃から主要スタッフとして活躍。2005年には「TAOコムデギャルソン」でパリコレデビュー。 |
山縣良和 | writtenafterwardsデザイナー。2005年にセントマーチンズを卒業。卒業後はジョン・ガリアーノのデザインアシスタントとして活動していた時期があり |
江角泰俊 | EZUMI(旧Yasutoshi Ezumi)のデザイナー。卒業後はアレキサンダー・マックイーンやアクアスキュータムで経験を積んだのち、2010年に自身のブランドを設立。 |
田中崇順 | 2006年に卒業。在学中からジョン・ガリアーノなどのもとで働いていたキャリアをもつ。帰国して2011年にdivkaを設立。 |
川西遼平 | LANDLORD NEWYORKデザイナー。2011年にセントマーチンズの学士号、2015年にパーソンズの修士号を取得。その後、自身のブランドを立ち上げて2016年にNYコレクションデビュー |
赤坂公三郎 | セントマーチンズを経てさらにNYのパーソンでキャリアを磨き、その後、ニューヨークにてトップデザイナーとして活躍。2017年にはLVMH Prizeで特別賞を受賞した |
具志堅幸太 | 高校を卒業してセントマーチンズ入りし、在学中にはDiorやプロエンザスクーラーでの研修を経験。その後、2019年に自身のブランドを創設 |
[海外の主な卒業生]
キャサリン・ハムネット | ライセンスブランドを通じて日本でもお馴染みの存在。1970年前後セントマーチンズで学んだのち、ロンドンで活躍。1990年代前半にはパリコレに参加していた時期もあり |
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ジョン・ガリアーノ | 卒業後に自身のブランドを立ち上げてロンドンコレクションデビュー。その後、1年間のジバンシィデザイナー経験を経て、約15年に渡ってディオールのデザイナーとして活躍 |
クレメンツ・リベイロ | 1991年にセントマーチンズを卒業。1993年にロンドンコレクションデビュー。 |
フセイン・チャラヤン | 卒業制作作品がきっかけで注目を浴び、その後ロンドンなど欧州エリアで活躍するようになった。 |
ニール・バレット | イギリス人。公式プロフィールに卒業年度の記載はなし |
アレキサンダー・マックイーン | 卒業後、1996年にガリアーノがわずか1年でジバンシィを去ったのち、同メゾンの後継者として活躍。ジバンシィ離脱後は自身のブランドで活躍していたものの、2010年に若くして死去 |
アンドリュー・ゲン | 日本人の血を継ぐシンガポール出身のデザイナー。シンガポールで育った渡英して入学。 |
ザック・ポーゼン | アメリカのニューヨーク出身。NYのパーソンズとロンドンのセントマーチンズを経て若い頃から自身のブランドのデザイナーとして活躍。2010年代に入るとブルックスブラザーズにデザイナーとして招聘された。 |
ジャンバティスタ・ヴァリ | イタリア出身のデザイナー。この学校を出たのち、ウンガロのデザイナーなどを経て2005年にGiambattista Valliを創設。そして2010年代に入るとオートクチュール分野にも進出。 |
アントニオ・ベラルディ | 1994年に卒業してからガリアーノやジャスパー・コンランの下でキャリアを積み、1995年にロンドンコレクションデビュー。2000年代以降も世界各地で活躍 |
ステラ・マッカートニー | ナオミやケイトといっ友達の英国人モデルを起用した卒業ショーで注目を浴びる。その後、20代半ばの若さでカール・ラガーフェルドの後継者としてChloeデザイナーに就任。Chloe離脱後は自陣のブランドで活躍 |
フィービー・ファイロ | ステラと同時期にセントマーチンズで学び、卒業後はパリにてステラのアシスタントとして活動。ステラがクロエを去ると同メゾンの後継デザイナーとして活躍した。さらにその後、セリーヌのデザイナーとしてみ活躍する事になる |
ルッツ・ヒュエル(Lutz Huelle) | ドイツ出身。セントマーチンズを経てマルジェラで働いたのち、ANDAM賞を2000年・2002年と2回受賞。その後、パリコレにデビュー。 |
クリステル・コーシェ | パリコレブランド「KOCHE」のデザイナー。セントマーチンズを卒業したのち世界各地のトップメゾンでキャリアを積み、2015年に自身のブランドを立ち上げた。 |
[その他] マルコム・マクラーレン | 英国のパンクバンド、セックスピストルズのプロデューサー。そして、ヴィヴィアン・ウエストウッドの元パートナー。ヴィヴィアン氏と共に「Wordls's End」という店を通じて服飾分野で活躍していた時期がある。 |
[参考文献]
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