富岡製糸場は48年間に渡って片倉工業の富岡工場だった時期がある

 
群馬県南東部の自治体・富岡市内にある
「旧官営・富岡製糸場」は、2014年に世界遺産に登録されてから
瞬く間に群馬を代表する観光地となった。
 
そんな富岡製糸場は江戸時代末期に幕府が鎖国政策を緩和し、
外国との貿易をスタートさせた中で、
当時の日本にとって生糸が最大の輸出品であったものの、
輸出量が増えていく中でクオリティが落ちてきた事で、
輸入国となる外国からの要望を受け入れる形で、外国資本の工場として作られたもの。
 
フランス人指導者の下で造られたこの最大級の官営製糸場は、
「和洋折衷」のデザインを特徴としている。
 
その後、大きな役割を果たしたのち昭和13年(1938年)には
「株式会社富岡製糸場」として独立したが、その状態は長くは続かなかった。
 
 
当時、日本最大規模だった製糸会社で、
現在ではさいたま新都心の「コクーン・シティ」などを経営している
片倉製糸紡績株式会社(1943年に片倉工業株式会社へ改称)
に買収され、同社の「富岡工場」という位置づけになった。
 
その後、片倉の富岡工場は長きにわたって重要な役割を担ってきたが、
製糸業の衰退の流れの中で昭和62年(1987年)に創業を停止。
48年間続いた片倉工業の富岡工場としての歴史にピリオドが打たれた
 
しかし、片倉工業は操業停止後も、この歴史的な価値が高い場所を
大事に保存し続け、2005年に富岡市へ譲渡した。
 
そして2006年には重要文化財に指定されたほか、
2014年には遂に世界遺産に登録されたという歴史を持つ。
 
 
 
 
 


 
[参考文献]
富岡製糸場公式サイト
片倉工業公式サイト
 
 

 

 

 
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