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GU成功の立役者・柚木治氏は、大失敗したユニクロ野菜事業の責任者だった

 
 
ユニクロを全国的なブランド、そして世界的なブランドに育て上げたという実績をもつ山口県発祥のファーストリテイリングは、
2006年からユニクロの姉妹ブランドという位置づけの
「g.u(GU)」というブランドをスタート。
 
しかし、「あまり特徴がない」などの理由から、
柳井氏が主導権を握っていたとされる最初の数年間は低空飛行が続いていた。
 
一部業界関係者の間ではブランドが消滅する(ユニクロに吸収される)
のではないかと噂されていたほどであったが、
リーマンショックが起こった2008年秋に、
伊藤忠商事を経てファーストリテイリングに加入して活躍していた
柚木治氏が当時のGU運営会社社長に就任すると、
まずはリーマンショック後で消費が冷え込む中、
「990円」という圧倒的な安さでハイクオリティーなジーンズを発売。
この企画を大成功させる。
 
その後、衣料品は日用品だと考える柳井氏とは違い考え方で、
GUはトレンドファッション寄りのブランドへと方向転換させる。
 
柚木氏の戦略は次々に当たってGUは存続危機の状態から見事に立ち直り、
V字回復でどんどん業績を伸ばし、規模を拡大させた。
 
そして、柳井氏同様に柚木氏もカリスマ経営者として
メディアで大きく注目される存在となる。
 
 


 
しかし、そんな柚木氏も成功ばかりを体験してきた人物ではない。
 
1998年の原宿進出から始まった長期的なユニクロブームながら、
街に同じものを着ている人が溢れかえる状態となった事などにより
勢いがなくなり、業績低迷の状態が続くようになる。
 
社内に停滞ムードが広がる中、
衣料とはまったく関係ない野菜事業にチャレンジする事になり、
2002年秋に野菜事業を行う会社の代表となり、
陣頭指揮を執って「SKIP」という野菜事業に取り組んだ
 
しかし、まったくうまくいかずわずか1年半で
ファーストリテイリングは野菜事業から撤退。
 
その当時、自分は「出来る人(優秀なビジネスマン)」だと思っていたが、
あまりにもひどい失敗に落ち込み、自信を無くす。
そして責任を取って柚木氏は柳井代表に辞表を提出したが、
会社に残って責任をとってほしい、というような事を言われ、会社に残ることに。
 
その後、自分を見つめながら別の部署で過ごす日々が続き、
かつての過信やプライドなどを捨て、柳井氏に恩返しをすべく、
謙虚な姿勢で真摯に取り組んで大成功させたのが、「GU」事業。
 
かつて一度事業に失敗しているだけに、
GU事業で成功してからも決して奢る事なく、
謙虚な姿勢を持ち続けているほか社員に対しても横柄な態度をとる事なく、
バランスの取れた経営者であることが魅力と言われている。
 
 
 

 

 

 
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