大半の老舗百貨店は呉服店から発展してきた歴史をもつ

 
 
平均的に5階から10階くらいまでフロアがある、
全国の大都市内の百貨店では、「百貨」という語句が入る通り、幅広い分野の商品が大量に販売されている。
 
そんな百貨店の中で、大正・昭和時代に開業したところは別として、
江戸時代や明治時代に創業した老舗は、
歴史を紐解いてみるとある分野の事業を発祥としているケースが多い事で知られる。
 
それは、「呉服(呉服店)」事業。
 
 


 
 
すべてではないものの、多くの老舗百貨店は呉服事業、
そうでなくとも、今でいうところの"ファッション商材"をもともと売って来た歴史をもつ。
 
 
具体的には

松坂屋

1610年に呉服小間物問屋発祥

東急百貨店

1662年に呉服店「白木屋」として創業

三越

1673年に井高利が呉服店「後屋」として開業

大丸

1717年に京都で開業した呉服店「大文字屋」が発祥

岩田屋

1754年に呉服商「岩田屋」としてスタート

天満屋

中国地方。1829年に小間物商として創業され、江戸時代のうちに呉服事業に進出(正確には呉服発祥ではない)

そごう

1830年に十合(=そごう)伊兵衛が「大和屋」を創業。この時期に関しては細かい業種不明ながら、1877年には"十合呉服店"となった

松屋

1869年に横浜で鶴屋呉服店としてスタート

伊勢丹

1886年に東京・神田で「伊勢屋丹治呉服店」としてスタート

 
 
[繊維/服飾系商材発祥]

高島屋

1831年に古着木綿商からスタート

藤崎

仙台拠点。1819年に木綿商からスタート

丸井今井

札幌のご当地百貨店。1872年に雑貨商からスタート。具体的にどんな雑貨(服飾系/日曜系など)を販売していたのかは不明

△丸栄

2018年に廃業した名古屋のご当地百貨店。小間物商発祥。ただし具体的な当時のメイン商品は不明

 
 
大手に絞ると、江戸時代・明治時代あたりに創業した老舗百貨店の中で

  • 大型家具販売発祥(住)
  • 食品販売発祥(食)
  • 飲食店事業発祥(食)
  • 書店発祥
  • 遊戯場発祥

といったケースは見当たらず。
 
 
 

 

 
 
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