日本人初のパリコレモデルって誰なの?

 
 
日本人パリコレモデルの先駆けというと、
1970年代から1980年代にかけて活躍した山口小夜子の名前がよく挙げられます。
 
しかし、彼女の前にもオートクチュール部門で活躍した
日本人パリコレモデルが何人か存在します。
 
その中で、一般的には「松本弘子が日本人初」という
間違いが流布している傾向ながら、それもまた違います。
 
 
日本人初のパリコレモデルは、
1959年にパリコレデビューした松田和子さんです。
 
彼女は、当時のパリにおけるトップデザイナーだった
ルイ・フェローの来日ショーの際にデザイナーに気に入られ、
それがきっかけでパリコレ出演のオファーが舞い込み、
渡仏して1959年秋に「ルイ・フェロー」でパリコレデビューしました。
 
その後、1960年代を通じて長くパリコレで活躍し続けたという歴史を持ちます。
 
一般的に「日本人初のパリコレモデル」と言われている
松本弘子さんは、1958年頃から仕事で来日した
ピエール・カルダンに気に入られ、再三のオファーを受けていましたが、
しばらくオファーを断り続けていました。
 
しかし、何度もオファーをくれる中、ようやく渡仏の決意をし、
松田和子さんのパリコレデビューの翌年となる1960年から
パリコレにてピエール・カルダンの専属モデルとして1960年代後半まで活躍しました。
 
もし1958年に初めてオファーが来た段階ですぐ快諾していたら
松本弘子さんが日本人初のパリコレモデルであったものの、
断り続けていた中で松田和子さんが先にデビューしたため、日本人で2番目という事になります。
 
 
 


 
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