川原亜矢子はシンディ・クロフォードなどと並ぶ90'スーパーモデルの1人
女優の川原亜矢子(1971年生まれ)は、
一般的に"元パリコレモデル"として有名。
そして、世界的なモデルであったらしい、という事は
なんとなく知られていないものの詳しくは知られていないような状態。
では、一体どれくらいすごい存在であったのかというと、
1990年代半ばに日本でも大ブームといった
"90'sスーパーモデル"
の一人であったという話。
国内で雑誌モデルとして活動したのち、
吉本ばななのベストセラー小説を映画した映画作品で
女優デビューを飾ると、様々な賞を受賞して女優としての将来を嘱望されていた彼女。
しかし、同時期に小野塚秋良による「zucca」のショーで
パリコレデビューも経験し、モデルと女優どっちで活動していくか迷った彼女ながら、
女優の道を捨てて渡仏し、176cmという世界で通用する身長を武器に、
モデルとしてパリで頑張っていく決意をした。
そうして渡仏した川原亜矢子は、
パリにおいて三宅一生・高田賢三・山本耀司などの
日本人デザイナーのショーにおいて欠かせない存在として活躍。
ただし、海外デザイナーのショーにはなかなか使ってもらえない日々が続いた。
しかし1993年に転機がやって来た。
有能な若手モデルを発掘するのが得意な
カール・ラガーフェルド(シャネル/クロエ/FENDIデザイナー)の目に留まり、
1993年秋開催のパリコレ1994SSシーズンにおいて
シャネルをはじめとした世界的なブランドのショーに出演するなど
見事な大ブレイクを果たす。
そして、シーズンを重ねるごとに
トップブランドのショーの常連であった
- シンディ・クロフォード
- クラウディア・シファー
- リンダ・エヴァンジェリスタ
- ステラ・テナント
- ナオミ・キャンベル
- ケイト・モス
などと並ぶ、スーパーモデルの1人に数えられるまでの存在に。
そのスーパーモデルブームは1996年頃に終焉するが、
それ以降も1997年までプレタポルテ・オートクチュール両分野で
- 田辺あゆみ(日本)
- LING TAN(マレーシア)
など、あとから登場した後輩アジア人と共に、
トップモデルとして活躍し続けたという歴史をもつ。
ちなみにブーム全盛期の1994-95AWシーズンには
パリコレを舞台にしたドキュメント要素のある映画
「プレタポルテ」の撮影が現地において行われたが、
映画の中においてショーモデルとして川原亜矢子が登場する場面がある。
なお、1997年に第一線から引退して1998年に日本復帰し、
約8年ぶりに女優業を再開させると、様々な作品に出演し、
女優としても再ブレイクを果たした。
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