現存している日本最古のルイヴィトン製品は、あの板垣退助がパリで購入したトランク

 
 
2017年に日本のメディアが一斉に報じた話題。
 
 


 
 
日本が幕末の時代であった1854年に
トランク/旅行鞄メーカーとして創業したルイヴィトンは、
20世紀に入ると次々に事業領域を拡大。
 
1990年代後半にはプレタポルテ(既製服)事業にも進出し、
シャネルなどと並ぶ世界最高峰の高級ブランドの座に君臨している。
 
シャネルに関しては、オートクチュール(高級注文服)の最初の顧客が
どうやら森英恵であるらしいことは判明しているものの、
ルイヴィトンのトランクを日本人の中で最初に買ったのは誰かという点は、
はっきりしない状況が続いていた。
 
 
そんな中、2017年夏にルイヴィトン最古の顧客に関するニュースが国内国内で飛び交った。
 
それによると、日本の定説としては
1882年(明治15年)に船を利用してフランス・パリに渡った政治家、

  • 後藤象二郎(1838年生/土佐高知藩出身)
  • 板垣退助(1837年生/土佐高知藩出身)

のうち、後藤象二郎が最初の顧客だとされていた。
 
しかし、2017年の新規調査により、

  • 後藤より板垣のほうが3週間ほど先にトランクを購入していた
  • 板垣より約5年早くフランス駐在の鮫島尚信(1846年生)という外交官が製品を購入していた

 
 
という2つの重要な新事実が判明。
 
ただし、外交官・鮫島が購入したトランクは現存していない模様で、
教科書に載っているため国民ほぼすべてが知っているほか
刺殺された際に放ったとされる「板垣死すとも自由は死せず」
という言葉も国民の間で広く知られている、
あの板垣退助がパリで購入したトランクこそが、現存する日本最古のルイヴィトン製品である
という事がほぼ確定。
 
 
 
この事は、歴史好きの人々や高級ファッション業界で働く人々で話題になった。
 
そんなトランク実物写真は一般公開されており、写真で誰でも確認できる。
 
 
そんな板垣愛用のトランク(子孫が保存)の実物写真がこちら

 
 
 
 
 
 

 

 
 
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