ユニクロはマクドナルドのおかけで成功できた!?

 
柳井正氏がスタートさせたカジュアル衣料チェーンのユニクロは、
2000年前後に日本一の存在となったのち、
21世紀に入って世界進出し、H&MやZARAと並ぶ世界最大の衣料品チェーンとなった。
 
そのサクセスストーリーには、別業界である外食業界の王、
マクドナルドの存在が深く関係しているという話。
 
 


 
 
ユニクロとマクドナルドを比較すると、

  • ファストファッション系企業という点(ユニクロ/ファーストリテイリング)
  • ファストフード企業(マクドナルド)

という点は共通。
 
では一体どういったつながりがあるのかというと、
ファーストリテイリング創業者の柳井正氏が、
アメリカ本国でのマクドナルドの実質的な創業者、
さらにはマクドナルド日本法人のトップ、から思想・経営理念について大きな影響を受けているという点。
 
 
具体的にはまず、アメリカ側のビジネスという意味では、
もともと、しがないセールスマンであった
レイ・クロックという人物を強く尊敬している事を公言している。
 
このレイ・クロックの人生を紹介すると、
もともとはミルクセーキ用ミキサーの売り込みをするセールスマンだった。
そんな彼はある日、アメリカ国内でマクドナルド兄弟が経営していた
ハンバーガーショップを見つけ、セールスに伺い、この店の革新的な経営手法に感銘を受ける。
そして、当時50代半ばという年齢だったものの
マクドナルト兄弟のパートナーとなり、異分野のファストフード事業に参画。
その後、本当の創業者であるマクドナルド兄弟をおしのけて
マクドナルドのアメリカ全国展開をプロデュース。
さらにはマクドナルド兄弟を追い出して会社のトップとなった、という破天荒な人物。
 
柳井氏はヒッピー生活を経て故郷の山口で父親経営の衣料品に入った頃、
このレイ・クロックの自伝的な本を読み、
その中に書かれている事にかなりの勇気をもらった模様。
 
 


 
 
さらには、1970代にマクドナルドか日本進出をした際、
圧倒的な経営センスで日本事業を成功へと導いた藤田田(ふじた・でん)、
子の人物も、もともと外食業界の人間ではなかったものの
40代後半でマクドナルドの日本事業を手がけて、いつの間にか外食業界の神様となった歴史をもつ。
 
そんな藤田田さんが書いたロングセラー本「ユダヤの商法」も
面白く読んだ経験がある事を語っている。
 
 
 


 
 
日米の2人の優秀な経営者が「中年」と呼ばれる年齢に差し掛かってきてから
外食事業に飛び込んでチェーンビジネスを成功させた事に強い影響を受けている柳井氏。
 
そんな柳井氏(1948年生まれ)は、
50代を迎えた2000年代初頭から日本での成功に満足する事なく、
積極的な海外展開をスタートさせ
最初のうちはイギリスなどでの苦労を経験するものの決してあきらめる事なく海外事業を推進。
 
そして、あっという間にユニクロ/FRをH&MやZARAと並ぶ規模の
世界最高峰のファストファッション企業へと育て上げた。
 
 


 
 
この世界的な成功には
「日米のマクドナルド事業仕掛人の優れた思想/経営術(本で学んだ)」
「日米マクドナルドの実質的創業者2人が、中年世代以降にビジネスマンとして大成した(普通はリスク侵さず引退するもの)」
 
という点が深く影響しており、
マクドナルドという世界最高峰のファストフード企業、
そしてレイ・クロック、藤田田というバーガー業界のレジェンド2人の存在は、
ユニクロの成功にきわめて深く関係しているといえる。
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 
 
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