ショパンは相当なファッション浪費家であった
ポーランド出身のクラシック音楽家、
ショパン(フレデリック・ショパン)/1810年生まれは
ピアノ系の音楽家としては世界一有名な存在で、
1830年代初頭にフランス・パリに移住してから、
当時の上流社会の人々に強く愛された。
日本でも極めて高い人気を誇り、
その美しい作品は日本人を魅了してきた。
そんな彼は、ハンサムな外見/紳士的な雰囲気などをもち、
当時の貴族社会の中でも評判が良かったと言われるが、
大きな欠点があった。
それは、身だしなみに異様な気を遣う人間で、
ファッション絡みの支出に関しては程度の分からない
相当な浪費家であったという事。
自分の見た目/服装に強くこだわる彼は、
当時の貴族社会の中で彼のピアノ演奏に惚れ込んだマダム達に
"ぼったくり"
と言われても仕方ないほどの高額なレッスン料で
ピアノレッスンを施し、相当な副収入を得ていた。
それはファッションに関するお金を稼ぐためで、
お金持ちのマダムから貰ったレッスン料をもとに、
ファッションに膨大なお金を無尽蔵につぎ込む側面を持っていた事が
様々な文献から明らかになっている。
その病的な浪費ぶりは半端なく、マダム達から貰ったお金でも足りず、
親族に借金のお願いをしていた模様。
仕立屋にオーダーメイドの服を発注する時もかなり細かく指示し、
実際に後世に伝わる写真や絵画をみてみると
確かにスマートでとても良い外見ながら、
日本が江戸時代であったこの時期にこのような男性がいたという事は
日本とフランスの服飾文化の発達の違いを如実に感じさせる。
<ショパンの晩年>
1930年代前半・半ばまではパリで活躍していたショパンながら、
20代後半であった1830年代後半に体調を崩し、
晩年は結核に苦しんだ中、1849年にパリで亡くなり、39年という短い人生にピリオドを打った。
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