BEAMSとUNITED ARROWSはもともと1つの会社だった!?(1989年の出来事)
セレクトショップ大手のBEAMSは、
1976年に「アメリカンライフスタイルショップ・BEAMS」としてスタートを切り、その頃から外部セレクト品を扱うだけでなく
オリジナル商品の展開を行ってきた。
マガジンハウスの雑誌「POPEYE」と組んで様々な企画を成功させ、
競合のSHIPSと共にセレクトショップ業界をけん引する存在に。
そんなBEAMSにて立ち上げから主要スタッフとして
活躍していたのがユナイテッドアローズ創業者の一人である重松理氏。
また1980年代に入るとブランド・事業の多角化が始まり、
様々な業態が次々に出来たほか、バブル経済の中で
モータースポーツのスポンサー活動まで行うようになる。
そんな中、少しずつ首脳陣の間で方向性の違いが生まれるようになり、
BEAMS首脳陣の一人である重松氏とその仲間3人(栗野宏史さんなど)は
BEAMSとは違ったコンセプトの新たなセレクトショップを作るべく、
大手アパレルメーカー・ワールドの協力の元で独立する事に。
そして、重松理氏を代表取締役として1989年秋に設立されたのが
株式会社ユナイテッドアローズ。
1990年夏には「UNITED ARROWS」1号店をオープン。
1970年代から自身が深くかかわってきたBEAMS事業を通じて
セレクトショップ経営のいろはをよく知っている重松氏の経営センスにより、
その後、ユナイテッドアローズ社はBEAMSを上回る規模のセレクトショップまで成長したほか、株式上場も果たした。
なお、決して独立を機に設楽洋氏と重松氏との関係が
断絶されたわけではなく、メディアで対談を行って褒め合うなど、互いに尊敬し合っている事が判明している。
[参考文献]
BEAMS/ARROWS公式サイトの会社概要/沿革
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