三原康裕は一人で3都市コレクションを制覇している
日本人デザイナーの中には、
世界4大コレクションと言われる
- パリコレクション
- ミラノコレクション
- ニューヨークコレクション
- ロンドンコレクション
のうち、2都市のコレクションに参加した歴史を持つ人物は存在する。
具体的には
- ステップアップとしてミラノ・NY・ロンドンからパリに移動
- 独立系ブランドとなると、ビッグメゾン揃いのパリではなかなか注目を集められないと考え、パリから別の都市に移動
といったようなケースがあり。
実例で言うと、
- yohji yamamoto、KASAI YAMAMOTOなどの大物ブランドはパリで成功したのち、NYコレクションにスポット参加した事があり
- コングロマリットの支援がない独立系ブランドのTOGAやジョンローレンスサリバンがパリからロンドンに移動して成功した(脚光を浴びた)
など。
一方、3都市に参加して歴史を持つデザイナーはなかなか見当たらないが、
大物デザイナーの中で一人、3都市に参加(2020年時点)した人物がいる。
それは、多摩美術大学を卒業したのち
自身のブランドを立ち上げて国際的に活躍してきた三原康裕。
三原氏はブランド立ち上げ後、まずは世界4大コレクションには入らない
日本開催の東京コレクションに参加し、評価を上げる。
その後、2005年にはまずミラノコレクションに参加して国際デビュー(1都市目)。
数シーズンミラノに参加したのち、ステップアップとして
2007年にはパリコレクションに進出した(2都市目)。
このパリコレでのコレクション発表を約10年続けてきたが、
2016年開催の2017年春夏シーズンには
男女共催から独立開催になり盛り上がるロンドンコレクションのメンズ部門で最新コレクションを発表するようになった(3都市目)。
ただし、ロンドンコレクションは思ったよりメディアからの注目度が低いためか?
具体的な理由は不明ながら3シーズン、ロンドンでの発表を行ったのち、
パリコレクションに復帰した。
常に新しい事にチャレンジしていく姿勢のデザイナー・ブランドのため、
今後、まだ参加した事がないニューヨークコレクションに
参加する可能性もあるが、もし参加した場合は、
デザイナーとして4大コレクションすべてに参加するという
珍しい記録を達成する事になる。
[注記]
- 山本寛斎はパリコレやNYコレに参加した事があるほか、ロンドンコレクションが発足する前、1970年代初頭にロンドンでショーを開催した事はあり
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